特集 天草・高浜フィールドワーク2011開催
  森の宝物づくり」について
文/写真 小野裕幸
   
 
  私たち、森商事では、木育活動として1年半ほど前から「森の宝物づくり」を行っています。粗仕上げをした、木製のティースプーン・スプーン・フォーク・バターナイフ・お箸・ペーパーナイフ・オブジェなどをペーパーで磨いて仕上げる活動のことです。
   
 
  サンドペーパーでひたすら気に入るまで磨いて仕上げて行く。
   
  「森の宝物づくり」は、熊本県伝統工芸館で行ったスプーンづくりから始まりました。 伝統工芸館のイベントとして、木製の小さなスプーンを、ペーパーで磨いて作るワークショップを行った時のことです。 小さな女の子が、一生懸命小さなスプーンを磨いて、かわいい木製スプーンを完成させました。おうちへ持って帰っても、何かあればそっと触ってとても大切にしていました。ある日、バレーの発表会の時、舞台に出る前に、やはりそっと触っていました。その女の子にとって、とても心が休まり、落ち着かせてくれる宝物になっていたのです。
   
  そんな話を、お母さんから聞かせて頂いた時、「森の宝物づくり」のネーミングが出来ました。私たちは、木の持つやさしさや、温かさを伝えてゆき活動として、「森の宝物づくり」をこれから続けて行こうと決めました。 また、木や森が守ってくれている地球環境のことや、人の健康に大きくかかわっている木材のことを伝える木育活動も行い、木のファンクラブを広げて行こうと決めました。 それから1年半が過ぎましたが、保育園から、専門学校他、一般の方々まで、それぞれの「森の宝物づくり」が行われ、参加者も2500人を超えるまでになってきました。
   
  材料代として、木製粗製品1つと3種類のペーパーのセットで500円を実費として頂いていますが、それ以外の費用は無です。時間さえあえば、どこまでも伝道に伺いますよ。 現在8〜9月で250人ほどの申し込みが来ています。)
   
  私たちの活動が、木の良さをいろんな人たちに伝えることができれば、地球に、人にやさしい人が増えてゆくと信じています。 皆さんも、参加されませんか!
   
  平成23年7月23日 森商事一同
   
 
 
父兄も一緒に楽しめるイベントとして人気を博している
 
 
保育園での木育授業風景。子供たちに木のことについて語る小野さん。
   
   
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  夕刊デイリーweb http://www.yukan-daily.co.jp/news.php?id=17275
   
   
   
   
  ●<おの・ひろゆき> 有限会社森商事  http://www.forestmarket.jp/company.htm
   
 
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