特集1 Obisugi design 発進!!
  飫肥杉の世界挑戦を通じて、林業全体を元気に
文/ 斎藤潤一
 
 
  2月1日東京の株式会社内田洋行の東京 ユビキタス協創広場 CANVASで、「杉祭り」を開催させていただきました。当日は、宮崎県からテレビ取材が入るなど、少し緊張感に包まれた中開始されました。
   
  この「杉祭り」には、2つの大きな意義がありました。
   
  1つ目は、当然、杉の魅力を伝える事。クラウドファンディングの資金集めの時でしたが、なるべくその話は、せずに、飫肥杉を通じて、杉の魅力を知ってもらう事に注力しました。
   
  2つ目は、東京と宮崎をつなげる事。宮崎県日南市で開催される飫肥杉デザイン会議には、東京チームとして、南雲さん、出水さん(ナグモデザイン)、若杉さん、坂本さん(パワープレイス株式会社)に来て頂いています。そして、いつも「ヨソモノ」の視点から貴重なアドバイスをいただいています。
   
  今回は、その恩返しも込めて、東京で、宮崎県の魅力を伝える「杉祭りを開催したい」という思いがありました。
   
  宮崎県の稲用副知事の来賓挨拶からはじまり、ゆるきゃら「みやざき犬」のダンス披露、宮崎県の野菜で作るスムージー「ベジオベジコ」には、スムージーを振る舞ってもらいました。また最後には、宮崎県日南市出身の歌手久嶋 みさちさんには、民謡を披露していただきました。アンケートを通じて、たくさんの方にご満足いただいたようで、とても嬉しかったです。
   
  【ニューヨークへ向けて 】
   
  皆様のおかげで、宮崎県日南市という、世界からみたら、小さな小さな町の名前を、ニューヨークのど真ん中で、掲げる事ができます。
   
  ニューヨークで、国産杉のPRを行うことは、宮崎県日南市のみならず、日本の林業の将来に向けて有益な財産になると信じております。
   
  そして、今後、地方から挑戦する若者たちに、世界への道を切り拓く事ができたと思います。 ヒト・モノ・カネが足りない地域からだって、「強い想い」があれば、道が拓けるのです。 「obisugi-design」の夢は、皆様の想いと共に動き出しました。
   
  1度ギフトショーに出て終わりという、お祭りにするのではなく、ギフトショーで、バイヤーの目にとまり、世界中の人に知ってもらう必要があります。時間がかかっても、1つ1つ挑戦していきたいと思います。
   
 
  杉祭りin東京で世界への想いを語る筆者
   
 
  飫肥杉世界進出プロジェクト会見(宮崎県日南市)
   
   
 

●<さいとう・じゅんいち> 特定非営利活動法人まちづくりギフト 代表理事 ・ NPOまちづくりGIFT Chief Director

   
 
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