連載
  杉で仕掛ける/第34回 「弥良来杉腕試しコンペ」
文/ 海野洋光
   
 
今月は、弥良来杉腕試しコンペの状況報告です。
   
 
 
http://www.miyazakikensanzai.com/
   
  なんと!103名のエントリーがありました。高校、大学、大学院から、工務店、設計事務所など様々な分野からの応募です。
   
 
審査委員長の武田光史氏からメッセージです。
   
  応募者の皆さんへ
   
  木材を気楽に外部空間で使うことは、長らくの夢でした。ぬくもりがあって、肌触りも目触りも香りも良いので、木材をデッキやフェンスやストリートファニチャーなどに使いたくても、将来のメンテナンスを考えると尻込みするのが常でした。これまでも防腐材を圧入した木材などはありましたが、色や臭いや薬品などの問題があって『みらくるすぎ』の出現までは、積極的に使いたい、というほどのものではありませんでした。『みらくるすぎ』の木肌は自然な色をしていますが、紫外線によって時間の経過とともに銀鼠に変色します。そんな風合いの変化も楽しめるような案があれば、より素敵なことでしょう。皆さんが長年の夢を実現するために、どんなアイデアを提案なさるのか、とても楽しみです。
   
 
審査委員長 武田光史 (日本工業大学大学院教授・建築家)
   
  そして、この審査会を公開審査会にしようと考えています。
   
  審査会のご案内
   
 

このたびは、弊組合が主催します。「弥良来杉」腕試しコンペのエントリーいただき、ありがとうございます。お陰さまで、「弥良来杉」の販売量は、毎年、倍々と順調に伸びてきております。今回の腕試しコンペは、工業高校生や大学生、院生などの学生さんから、設計、工務店、デザイナーとアマ・プロを問わず、多岐にわたって多くの方が参加してくださり、感謝申し上げます。
審査会は、1月26日16時から東京都中央区新川にある株式会社内田洋行本社ビルにて開催されることに決まりました。鞄燗c洋行様には、弥良来杉を様々な場面で使用していただき、会場となる2階ホールも屋外部分に弥良来杉が、使用しております。今回の審査会は、オープンで行いたいと考え、応募者の方をはじめ、弥良来杉に興味を持ていただける方にも御来場できるようになっております。ご都合がつかれる方には、是非会場に来ていただきたいと思います。
このコンペを通じて初めて弥良来杉を知った方も多いと思いますが、弥良来杉の無限の可能性を応募された方のアイデアで切り開いていただければ、このコンペの目的が初めて達成されます。
皆様の可能性のある作品をお待ちしています。

最終 締切 平成23年1月20日まで メールにて受付 umisugi@gmail.com
公開審査日 平成23年1月26日水曜日 16時より
場   所 〒104-8282 東京都中央区新川2丁目4番7号 鞄燗c洋行本社ビル2階
審 査 員 審査委員長 武田光史 (日本工業大学大学院教授・建築家) 
木藤鮎子 (建築知識ビルダーズ 編集長)
柏原 孝 (鞄燗c洋行代表取締役社長)予定
海野洋光 (宮崎ミロク協同組合 代表理事)

主催:宮崎ミロク協同組合 〒883-0037 宮崎県日向市不動寺98 
問合せ先: 0982-55-3332 「弥良来杉 腕試しコンペ」係または、090-8393-9915(海野携帯)
協力:建築知識ビルダーズ・宮崎県木材青壮年会連合会・鞄燗c洋行

   
   
   
   
  ●<うみの・ひろみつ>木材コンシェルジュ
ほぼ、毎日更新しています。ブログ「海杉 木材コンシェルジュ」 http://blog.goo.ne.jp/umisugi/
2009年3月31日をもって、日向木の芽会 を卒業しました。
海野建設株式会社 代表取締役 / HN :海杉
『杉で仕掛ける』web単行本:http://www.m-sugi.com/books/books_umi.htm
   
 
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