「ふたつい将来研究会」は、自然の資源や景観、郷土の食やモノづくりを活かした地域観光のまちづくりを描いた上で、それぞれの会員が担う得意な分野、地域資源を活かす起業などを視野に優先順位を決め、できるところから互いを支援、連携しながら具体的な課題に取り組んでいます。例えば、水害で営業停止した旅館の再建を目指す会員と温(冷)泉をつくりたい会員、さらに秋田杉の町を象徴した文化遺産・天神荘を活用したい会員が連携して新たな観光拠点づくりに動く、シャッター商店街に構える店舗の改装を行う会員は、地域観光・木の町に相応しい景観を醸し出すファサード事業を他の店に先駆け、他の会員と協力して行うなどがあります。
秋田杉を活かした家や店などの街並み、樹木や草、水や石などを活かした街路、里山など地域観光に相応しい景観づくりの大枠を担うまちづくりNPO法人の設立も視野に“かたち”づくりを目指しています。会員の持つ具体的な問題や課題について毎月数回話し合いをきみまち塾舎で行っています。
また、きみまち塾では会員の仕事や地域づくりに活かすため、世の中の現状、流れを知り、近・中長期の将来を見通すことで役立てようと経済アナリストを定期的に招き、国際的な政治経済・金融についての時事講座や生き方講座、まちづくりの担い手・大工塾なども併せて開催しています。
菊池さんは、街場の景観づくりと共に農業を里山・窓山の景観を本来の姿に戻すことで地元の人たちの再確認を願い窓山再生に協力し、頑張っております。嬉しいことです。
5月末は、根曲がり竹の子が盛りのはずですが今年は異常に雨が少なく不作です。窓山のジュンサイ沼も涸れかかり、田んぼの代掻きもままなりませんでした。白神山系・窓山にも確実に地球の異変が影響を与えています。
「ふたつい将来研究会」も10月のデザイン会議・収穫祭に参加します。楽しみです。
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