スギダラに入会する方の動機はそれぞれですが、スギダラHPを開いた入会予備軍の方が、膨大なスギダラHPを読んでいくと心に連鎖するように仕掛けられています。仕掛けは、「迷い」です。「迷い」というステップが用意されている階段形式の設計になっています。「シンプル」「奥が深い」「全く知らなかったこと」「関連する、興味がある」「大変そう」「楽しそう」「すごいことをしている」「敷居が低い」などが迷いのキーワードを踏み込みながら、少しずつスギダラの階段を昇るような仕掛けになっているのです。
初めての方は、スギダラのHPを読めば読むほど、どうすればこんな活動ができるのか不思議になるそうです。活動の経過や結果が逐一更新されていますので、ほしい情報を本当に得るためには入会する以外に方法がないような設計もなっています。読んでいる人は、段差の低い階段を少しずつ昇らされているのです。シンプルだけど奥が深い。全く知らないことだけど自分にも関係する。大変そうだけど楽しそう。すごいことをしているけど簡単に仲間になれる。というステップです。「だけど」は、心理作戦です。「迷い」と言うキーワードから「知りたい」と言う欲求にズルズルと引き込まれていくわけですね。人間は、ひとつの情報を得ると次の情報を得るためにどのようなことをすれば良いかを考えてしまいます。いままでと違った切り口で次々に新しい境地を切り開くスギダラ活動は、今まで地道にしてきた自分活動とは違う何かを感じさせてくれます。それが「だけど」につながるわけです。(こればっかりは、入ってみないと分かりません)
「杉」というテーマが自分の今まで活動してきたことと通ずる何かにつながる。「ヒント」になると直感すると入会への行動は、いっそう早くなります。何人か入会はしていないけど、イベントには参加するという方がいます。入ってみたら、参加してみたら「自分と同じ匂いがした」と安心感が漂うのもスギダラならでは、です。ですから、誰かが背中を押すようなことではなくて気づかないうちに自らステップを登ってしまう仕掛けになっています。これを海杉は「スギダラ病」に感染したと呼んでいます。スギダラメンバーに何度、海杉は、言われたでしょう。「海杉さん。すごい、情熱ですね」海杉は、そのまま言い返します。「とても、とても海杉は、あなたのマネできません」(笑)
スギダラのHPでは多くのスギダラメンバーが活動を報告していますが、スギダラに入会するには、スギダラ活動をしてからと心に決め、自分なりのスギダラ活動をおこなってその成果を持って入会した、奇特なメンバーがいます。チヨダラさんの連載(スギダラな人々探訪/第19回)に登場した阿部直樹さん(会員No.556)などは、もう、入会しなくてもスギダラ病末期症状の粋に達していました。
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