特集2 第3回吉野貯木まちあるき&第3回スギダラ全国大会 告知
   
文/ 石橋輝一
 
 
  吉野貯木は、吉野林業地の入り口、奈良県吉野町の吉野川沿いに広がる木材工業団地です。 昭和14年の完成以来、製材所、樽丸工場、集成材工場、木工所、原木市場と現在でも38軒の木材関連施設が軒を並べています。吉野貯木の高台にある近鉄吉野線の吉野神宮駅を降りると、たちまち木の香りに包まれます。 まさに、まちがひとつの製材工場なのです。
   
  開設当初から昭和30年代中頃までは、貯木場内に貨物車専用の引込線が敷かれ、近鉄から国鉄へとレールが繋がり、吉野から日本全国に木材が旅立っていきました。日本の木の文化の発信基地としての役割を担っていました。
   
  吉野貯木に来てもらって、木の美しさ、楽しさ、心地よさ、面白さ、難しさ、大変さを体感してほしい。その想いを持って、2012年12月に「第1回吉野貯木まちあるき」を開催しました。
   
  2013年11月の「第2回吉野貯木まちあるき」では、幻となった引込線と貯木池の跡地を巡り、木と共に生きた先人の熱い想いを辿りました。
   
  そして、2014年。 吉野貯木まちあるきのガイドブック「ちょぼくブック」を発刊することになりました。この本は、木、人、技、風景、歴史、今の情報が詰まった「吉野貯木への入門書」です。この「ちょぼくブック」の発刊を記念して、「第3回吉野貯木まちあるき」を開催します。当日、ご参加いただいた方の全員に「ちょぼくブック」を差し上げます。この本を片手に、貯木を探検しましょう!
   
  当日は、吉野貯木の各工場めぐりに加えて、スギダラ関西、美山木匠塾ほか沢山の皆様のご協力を得て、木を楽しむ企画もりだくさんです。当社、吉野中央木材の事務所裏「ほまれのはなれ」では、林業barの竹内優二さんと共に、カフェとバーでお迎えします。製材工場の中に、工barが誕生します。
   
  メイン会場では、木造倉庫の中にヤタイ出現、吉野の木材を使ったワークショップあり、吉野の食べ物の販売あり、出版記念の餅まきもありますよ。そして、内田洋行さんと吉野の協働プロジェクトで生まれる吉野中学校の新しい学習机の発表会も行う予定です。
   
  桜が咲き始める早春の吉野の地で、皆様のお越しを“スギをなが〜くして”お待ちしております!
   
 

 『第3回吉野貯木まちあるき』

 開催日:平成26年3月29日(土)

 @まちあるき
  11:00〜17:00   参加無料

 A懇親会 
  18:30〜20:00   参加費3,000円

 B宿泊
  1泊朝食付おひとり6,000円

 ※全て事前申し込みが必要です。お申し込みフォーム

 ※最新情報は、
 吉野貯木まちあるきホームページ
 Re;吉野と暮らす会facebookページ
でお知らせします。

   
  そして、懇親会終了後、宿舎に移動して、『第3回スギダラ全国大会』を開催します。楽しい夜を過ごしましょう。ヨロスギお願いします!
   
  また発刊記念イベント第1弾として、『出張「吉野貯木」展』を開催します!
   
 

  期間:2014年3月11日(火)〜3月23日(日)各日9時〜20時(月曜日休館)

 場所:奈良県立図書情報館2Fエントランス(奈良県大安寺西1丁目1000番地)

 内容:貯木写真展示、木製品展示販売、ちょブックイラスト展示、ワークショップ等

   
  まちあるき本番まで待てない皆様、是非、こちらもご参加ください。
   
 
   
 
   
   
   
   
  ●<いしばし・てるいち> 吉野杉・吉野桧の製造加工販売「吉野中央木材」3代目(いちおう専務)。杉歴8年。杉マスターを目指し奮闘中!
吉野中央木材ホームページ: http://www.homarewood.co.jp
ブログ「吉野木材修行日記」: http://homarewood.exblog.jp/もよろしく!ほぼ毎日更新中です。

月刊杉web単行本『吉野杉のハラオシをしよう!』: http://www.m-sugi.com/books/books_ishibashi.htm
月刊杉web単行本『吉野杉のハラオシをしよう!2』: http://www.m-sugi.com/books/books_ishibashi2.htm
   
 
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