特集 天草高浜フィールドワーク2013
  高浜フィールドワーク2013に参加して
文/ 田中光徳
     
 
 
  今回は開催する前より色々なことがあり、考えるフィールドワークであったような気がします。
   
  暑い日々が続く7月13日〜15日の3日間、私はこのフィールドワーク・ワークショップに連日参加しました。高浜にはこんな思考を発想してくる人たちはいないな、と考えていたら、どんどん連中の話術にはまり、おとなしかった私もついつい「高浜の偉大な上田家7代庄屋 宜珍(よしうず)さん」の話をいつの間にか、熱く語っていました。
   
  私の役割として何をやるべきなのかと考えると、やはり今回も高浜でのフィルドワークに参加しなかった地元住民の方々とどうやって気持ちを共有できるか? ということに行き着きます。
参加者(高浜振興会)の自己満足で終わっていないだろうか? 
   
  地元住民とこのワークショップとを繋げるきっかけとして、高浜の地で日本のことを考えた上田家7代目宜珍翁がその役割を果たすことは間違いないと思います。今回、宜珍のことを知るには「誰でもわかり易い紙芝居だ」となり、「宜珍祭を開催しよう」というところまで話が膨らみ、最終的にはNPOの立上げという具体的な話も出てきました。しかし、上田家と「宜珍を盛り上げる会(仮称)」をどう大きくしていくか、これは今後の大きな課題です。
   
  例年になく高浜は暑い3日間でしたが、大変楽しい有意義な時間でした。
   
   
 
  フィールドワーク二日目の「高浜の語り部 高浜の今昔」にて、高浜の上田家について語る筆者(写真右)
   
   
   
   
   
   
  ●<たなか・みつのり> 高浜地区振興会
高浜ボランティアガイド
   
 
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