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2010年にスタートした木桶仕込み復活プロジェクト。 先月号は日本酒の木桶仕込みでしたが、今回は醤油の木桶仕込みです。 |
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小豆島は国内有数の醤油産地、月刊杉70号でご紹介したことがありますが、現役で活躍している木桶の半数、1000本近くを抱える、木桶の島でもあります。 | |||||||||||||||
ヤマロク醤油さんでは、新しい木桶12本を4年前に導入されました。醤油屋さんで新桶を入れられるのは、戦後初めての事だったそうです。吉野の木桶と同様、大阪・堺の(株)ウッドワーク(藤井製桶所)さんが手掛けられました。日本で数少ない、仕込み用の大桶を作る事の出来る桶職人さんです。 | |||||||||||||||
さらに、桶づくりの技術継承を目指して、藤井製桶所さんの指導の下、五代目の山本康夫さんをはじめ、小豆島の大工さんが木桶作りに取り組まれています。木桶"職人"復活プロジェクトです。 | |||||||||||||||
2013年5月、ヤマロク醤油さんが吉野に来られました。自らの手で作られる新桶の材料探しのためです。大半の材料は、藤井製桶所さんから分けて頂いたそうですが、底板の材料は足らなかった為、吉野杉をお求めいただきました。 | |||||||||||||||
吉野杉は、樽や桶の材料として最適であった事から、その林業の歴史が始まっています。吉野杉の特性を最高に活かせる場が、樽や桶なのです。今回、木桶復活を目指す仲間として、吉野杉がご協力できる事をとても嬉しく思います。 | |||||||||||||||
ヤマロク醤油さんでの新桶づくりは、この秋から始まります。 瀬戸内国際芸術祭でのコラボレーションの動きもあります。 |
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日本の木の文化の素晴らしさ、吉野杉の真の実力、そして、木桶仕込み醤油の美味しさが沢山の人に伝わると嬉しいです! | |||||||||||||||
吉野で材料選び。真ん中がヤマロク醤油・五代目の山本康夫さん。右が大工の坂口直人さん。左が筆者。 | |||||||||||||||
●<いしばし・てるいち> 吉野杉・吉野桧の製造加工販売「吉野中央木材」3代目(いちおう専務)。杉歴5年。杉マスターを目指し奮闘中! 吉野中央木材ホームページ: http://www.homarewood.co.jp ブログ「吉野木材修行日記」: http://blogs.yahoo.co.jp/teruhomarewoodもよろしく!ほぼ毎日更新中です。 『吉野杉のハラオシをしよう!』web単行本: http://www.m-sugi.com/books/books_ishibashi.htm |
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