連載
  杉で仕掛ける/第44回 「愛する宮崎の仲間たち3 とんちゃんママ」
文/ 海野洋光
   
 
 
  この手のネタには、こと欠かない。宮崎の選手で林業・木材業以外からもエントリーします。
   
  前回、日向だった。今回も、海杉の地元、日向から出そう。その名も三浦のおばちゃんだ!! 知らない??
  その昔(生まれたときから高校卒業まで)、私が、日向市の原町4丁目に住んでいたとき、2軒隣のおばちゃんが、三浦さんだった。幼少のころの私を知っている、私の弟と同じ息子さんがいる。
   
  つまり、「とんちゃんママ」は、海杉とは、昔からのご近所でこの杉ダラよりも古い関係なのだが、こんなに日向の杉ダラの拠点になるとは、思ってもみなかった。
   
 
  とんちゃんママ   お年玉と言っていただきました。これは!!
 
  「とんちゃん」店内
   
  杉ダラの面白いところは、南雲さんの好きそうな場所が、大体想像できる。
一、「狭い」
二、「安い」
三、「若くないが、元気」
四、五がなくて
六に「裏メニューがある」
   
  何年か前に「レンコンが食べたい」と南雲さんから電話。捜すのだが、レンコンは売っていない。時期が悪いのだ。しかたなく、レンコンの水煮を買って、とんちゃんの鉄板で焼いて食べたけど・・・。
  おばちゃん手製の梅干や玉ねぎの皮を煮出しの焼酎割りなどメニューには無いものが次々と登場する。
   
  宮崎の・・・と言うよりも、日本の杉の情報発信地になってきている。
  先日、吉野のNさんが、宮崎に視察にこられた。綾、日南と回ったそうなのだが、日南で合流した南雲さんは、「どうして!日向に行かないの?!」と「日向に行ってトンちゃんで飲む!あそこは、5時には開いているから・・・」と言って、無理やり、本当に拉致のようにNさんは、日向に連れてこられたようでした。(いえいえ、5時に店が開いているのは、おばちゃんが、わざわざ、開けているんですよ。南雲さんのために・・・。)
仕方がないですね。当の南雲さん本人は、2時半の列車で東京へお帰りでした。「海野さん、お願いね!!」・・・。
   
  その日は、お船出の湯に入っていただき、道の駅日向でNさんをお迎えしてそのまま、「とんちゃん」へ・・・。はじめは、お客が2人だったのが、すぐに満席!今年は、予備の椅子を2つ新調したそうです。すると、なんと県の森山さんがやってきました。「日向市駅舎プロジェクトには欠かせない重要参考人ですから、この人も紹介しなければ」と言って紹介を済ませました。Nさんは、お泊りが宮崎市内のホテルだったので、終電の一本前の電車で帰ったのですが、偶然、森山さんと一緒で、列車の中で焼酎片手に杉談義だったそうです。
   
  とんちゃんには、伝説も数多くありますが、日向に来たら「とんちゃん」は、当分続きそうです。
   
   
   
   
  ●<うみの・ひろみつ>木材コンシェルジュ
ほぼ、毎日更新しています。ブログ「海杉 木材コンシェルジュ」 http://blog.goo.ne.jp/umisugi/
2009年3月31日をもって、日向木の芽会 を卒業しました。
海野建設株式会社 代表取締役 / HN :海杉
『杉で仕掛ける』web単行本:http://www.m-sugi.com/books/books_umi.htm
   
 
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