連載  
  あきた杉歳時記/第48回 「スギダラが繋ぐもの」
文/ 菅原香織
  すぎっち@秋田支部長から、旬の秋田の杉直(さんちょく)だよりをお届けします ・・・・
 
 
  去る7月1日、私は18時発秋田新幹線こまち東京行きの最終列車の車中にいました。GS24の7月2日午前1時から2時の枠「J」に、スギダラ代表の南雲さん、若杉さんと一緒に出演するためです。(GS24とは24時間ぶっ通しで24のユニットが公開討論を行うイベントです。詳しくはこちらのサイトをご覧下さい。
   
  ナントカは忘れた頃にやってくる?じゃないけど、そういえば「24時間」とか「鳳明館」とか、以前南雲さんがなんか言っていたなあと、おぼろげな記憶の中にあったことだったので、6月6日に参加依頼のメールを南雲さんからいただいたときには、ある程度覚悟はしていたものの「やっぱりやるんだ!」という驚きと、何か新しいものが生まれるエネルギーを感じて「ワクワク」。でも私なんかで務まるのだろうかという不安で「ドキドキ」。スギダラってホント刺激が強すぎるのよね(笑)
   
  夜11時すぎ、上野駅のホームに降り立つと、ネットリとまとわりつくような湿度の高い風。東京なのに一気に南国気分。金曜日の夜とあって、駅前周辺はかなりの人出で賑わっていました。会場の鳳明館に近くなってくると、学生とおぼしき人たちが向かう先に、どピンクの怪しいバナーが塀一面に貼付けられていました。あとで聞いたのですが、女子の参加率が低いのでイメージカラーをどピンクにしたとか・・うーん・・・。ま、いっか。
   
  会場は登録有形文化財にもなっている古い旅館で、なかなか味わいの有る建物でした。会場はすでに異様な熱気に包まれ、GSデザインユースによるセッション「H」の真っ最中。つぎは中井祐さん+GS女子の「I」が始まるところでした。タバコの煙で白く霞んだ講師控え室に案内して頂きました。南雲さん、若杉さん、辻さんたちスギダラメンバ?との久々の再会。なんとミヤダラの杉鼓さんもいらっしゃるじゃないですかー!こうやって東京でまた時間を共有できるというのはほんとうれしいですね。
   
  当日はご覧のような衣装での登場。「繋ぎ方」がテーマということでまずは全員が「ツナギ」を着ることに。私が着ているのは西都でエキサイトしちゃった時の「生ツナギ(クリーニング済)。南雲さんはグレーのツナギ、若杉さんのツナギは杉の花粉色。胸には杉の葉っぱ(出掛けに取ってきた)と杉リボンもつけました。私はスギダラ手ぬぐい、スギッチのぬいぐるみとスギダラ会員証も装着。完璧でした!?
 
  チームJ(Join-つなぐ)メンバー左から ジョーダン(南雲)ジョイナー(菅原)ジョークン(若杉)
   
  「秋田のすぎっちが日南に行き、杉玉をつくる。するとスギダラどころか、JR九州に波及し日南線はスギダラケ、荒川さんは優秀賞受賞、西都都萬神社にも飾られる。この繋がりの拡がり方は何んなんだぁ!」と、70枚近いスライドとともに、暑いスギダラトークを展開したのでした。詳しい内容については多分次号の月刊杉で南雲親分が書かれると思いますので、乞うご期待ということで省略しますが、ダジャレが受けてるのか滑ってるのか分からない微妙な空気の中、3人チカラを併せて頑張りました(笑)
   
  移動時間も含めて丸二日不眠不休の大仕事、無事終えたことにスタッフ、関係者の皆様に深く御礼申し上げます。大変お世話になり、ありがとうございました。
   
   
   
   
  ●<すがわら かおり> 教員
秋田公立美術工芸短期大学 産業デザイン学科 勤務 http://www.amcac.ac.jp/
日本全国スギダラケ倶楽部 秋田支部長 北のスギダラ http://sgicci.exblog.jp/
『あきた杉歳時記』web単行本 http://www.m-sugi.com/books/books_sugicchi.htm
   
 
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