特集 杉コレ2010in西都 二次審査発表と今年の意義
  杉コレ2010in西都 二次審査を終えて

文/写真 皆川典宣

 
●レセプション(8月20日)
   
  8月20日、「杉コレクション二次審査」を明日に控えたこの日、審査員の先生方を歓迎する意味合いでのレセプションを開きました。当日の朝は、大雨で、レセプションの会場が、古墳群そばの屋外バーベキュー会場「古代の風」であった為、心配されました雨が、正午に上がり、先生方を本場の会場である西都原古墳そして、西都夏祭り会場内で「杉コレ」を紹介する「杉コレ展示コーナー」を見て頂いてから、レセプションの時間となりました。
「レセプション」においては、多少不手際もありましたが、口蹄疫後の畜産復活をアピールする意味での宮崎牛豚肉、そして朝どれの魚介類でバーベキューを用意しました。
そして、我々の拙い芸を見て頂き、サプライズイベント、そして杉ダラの吉武さん達にも「神事?古代神事芸??」をやって頂き、会場は盛り上がったかと思います。
   
 
  審査の先生方も、快く衣装を身に着けていただきました
 
  レセプション会場の様子
   
  会場を取り囲む様に、ただの杉原木の切端と、BBQ用着火剤で、道具はチェーンソーだけで作った「ウッドキャンドル」を配置しました。これには、六つの意味があります。
   
 
(1)
レセプション会場の境界線

(2)

灯りとり
(3)
虫除け
(4)
会場に邪まなものが入らないようにという結界
(5)
「レセプション」の終了を告げる。(レセプション終了時刻に合わせて、可燃部が燃えつきる様にしておいた。実際には、すぐに燃え尽きたのもあるが)
(6)
8人の西都木青会員の杉コレに燃える心の表現(ウッドキャンドルは、会場内に全部で8本、ろうそくの火と違い、燃え方がいろいろです。コンスタントに火が燃え続けるキャンドル、煙ばかり出すもの、点けても点けてもすぐ火が消えるもの、すぐに火が付き、すぐに燃え尽きるもの。)
ウッドキャンドル
   
 
  最後に集合写真
   
 
   
  ●二次審査(8月21日)
   
  明けて21日10時半より、二次審査会が行われました。
内藤先生・篠原先生・川上先生・南雲先生に加えて、当日の朝、有馬先生も到着されて、審査会が始まりました。二次審査ミニチュアモデル応募作を壊さないように会場に持ち込み展示するのが、一番気を使いましたが、中にはお菓子で出来た応募作もあり、クロネコヤマトのクール宅急便で、要冷蔵シールの貼ってある応募作を受け取った作品集荷担当の木青会員も、これが届いた時は一瞬何事か理解出来なかったとの事です。
そして、審査の先生方のケンケンガクガクの末、ついに一般作品10点、子供作品4点が最終審査へと、駒を進めました。
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  審査風景
   
 
   
  ●杉コレ2010in西都の意義
   
  今年の杉コレのメインテーマは、「西都でEXCITE!=古墳でコーフン!」
作品テーマは、「コーフンする杉の台」
開催日時は、あたり一面コスモス畑が満開となる10月30日。
審査時間は、夕方5時〜8時。
作品展示場所は西都原古墳群内「鬼の窟」周辺です。
   
  そして、今年から杉コレ子供部門である「子供杉コレ」も併催します。そんな場所にふさわしい作品制作・展示をしていきたいと考えております。もちろん「杉の新たな可能性を発掘する事」(古墳の発掘はしないよ。)が一番の意義です。
   
  宮崎県の西都・児湯は、今年の春・夏に口蹄疫で、大ダメージを受けた地区であり、「少しでも宮崎県民を元気づける事」や「観光客を西都に呼び戻す事」も、「杉コレ」最終審査に新たに課せられた意義と考えています。
   
 
  夕闇せまる晩秋の西都原に焼け付くような夕日
   
   
   
   
  ●<みながわ・のりよし> 今年は、杉コレ盛り上げます
(有)皆川ドライウッド 代表取締役
宮崎県木材青壮年会連合会 会長
   
 
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