特集 スギ天 長良ツアー
  スギダラ天竜支部の人々
文/   千代田健一
 
スギダラな人々探訪は過去45回に渡ってスギダラな人々を紹介してきました。
その第1回目のスギダラな人が今回、スギダラ天竜支部主催のスギダラ岐阜ツアーにもご参加いただいた天竜支部支部長の山口好則さん(会員番号125番)でした。
http://www.m-sugi.com/01/m-sugi_01-chiyo.htm
5年前に初めてお会いしてから、静岡大学で一緒に仕事させていただき、その後スギダラ本部にも遊びに来ていただいたこともあります。その間、スギダラ天竜支部を立ち上げようとした折に山口さんは、その支部長を引き受けてくれる旨、自らご連絡をいただいたのですが、キャッシーこと袴田彩子さんが郷里浜松に戻るまで、具体的な支部の活動をできずにいました。
   
  キャッシーが内田洋行を退社し、浜松に戻ってからすぐにスギダラ天竜支部のブログを開設し、活動開始を宣言したのが、2007年の9月のこと。
支部活動スタートを契機に2008年1月にはスギダラ天竜ツアーを慣行!そのツアーにご協力いただいた榊原商店さんの天然乾燥にこだわった取り組みに触れ、メンバーの多くがそれまでとは違った杉との関わりを体験したのでした。
  →ツアーレポート http://sugiten.exblog.jp/7113818/
   
  実はこの時も支部長山口さんをお誘いしたのですが、都合がつかず欠席だったので、天竜支部の支部長と広報宣伝部長のご対面は先送りなっていたのです。それで、キャッシーが山口支部長に初めて会ったのが、スギ天のブログを開設して2年以上も経った今年の2月のこと。キャッシーが地元のケーブルテレビから取材を受けた時に取材の協力を山口さんにお願いし、晴れて支部長、広報宣伝部長の対面と相成ったわけなのです。
  http://sugiten.exblog.jp/10774906/
   
  そんな2年越しの出会いを祝福するかのように本部若杉さんは今回の岐阜長良ツアーの企画を仕掛け、また南雲親分は月刊杉56号の特集企画を指令。このツアーと月刊杉の特集記事の段取り、案内、告知するのは広報宣伝部長キャッシー。
この舞い込んだ災難、いや好機を持って天竜支部の活動がにわかに活気を帯びて来ることになったのです。
   
  しかし!この2大企画を受け取ったキャッシーは悪戦苦闘を強いられることに!
生真面目杉る性格のキャッシーは特集記事の用意やツアーの段取りを進めて行く上で、スギ天の主要メンバーとキャッシーが決め付けた人々に対し、小まめにメール配信してメンバー紹介をしたり、作戦会議を招集しようとしたり、地道な努力を続けるのですが、、、思ったように作戦会議は開けないし、ツアーの参加者もなかなか集まらず、孤軍奮闘の壺にはまってしまいそうになります。
キャッシーの記事にも少し触れてあったが、そんな苦難をしている時に秋田支部のすぎっちこと菅原支部長から温かい激励のメール(面白いメールだから全文公開したいくらい(笑))が届いて、キャッシーはその菅原さんのアドバイスに素直杉るくらい素直に従い、ツアーでお世話になる予定の親和木材の古田さんに現地での準備を丸投げする始末。
古田さんはキャッシーからの執拗なメール攻撃にもめげず、ツアー内容の相談に親身に乗ってくれた訳です。(古田さんの記事参照)
スギダラはこんな人々の温かい木遣いと熱い想いに支えられているのだと思います。
ねえ、キャッシー。
   
  とどめは本部メンバーによる、と言うか、このツアーの仕掛け人、本部若杉さんによる猛烈なツアー参加者のさらなる勧誘劇でした。(その様子を実況したらかなり笑えるんだけど・・・)
で、その暑苦しくも概ね紳士的?な勧誘の成果もあり、最終的に集まったのは東京組11名、スギ関1名、スギ天5名、計17名と結構な大所帯になったのでした。
今回の参加メンバーの特徴として、建築やものづくりに携わる人が多く、若杉さんの記事に出てくる建築家の小堀さんのように、既に親和木材さんとプロジェクトを進めてたりみたいなこともあって、木材によるものづくりへの想いがぶつかり合い、本当に話は尽きないツアーになるのでした。
   
  天竜支部に話を戻すと、今回お世話になった親和木材の古田さんは昨年の7月、恐らく若杉さんが最初に古田さんに出会った頃に即会員になっていただいていたのですが、千代田自身は認識がなく、広報宣伝部長として大変失礼をしてしまった思いです。名前覚えは結構いい方なのですが、さすがに1000名を超えると実際に会わないと覚えられないです。(汗)
で、古田さんをはじめ親和木材の皆さんが段取りしてくれたツアーメニューはどう見てもスギダラ的と言うか、スギダラメンバーが喜びそうなものばかりなのです。ログハウスキットの組立実習、工場見学、鵜飼い舟、BBQ、バンガロー、杉山の奥地への侵入と・・・初めてお会いする人の段取りとは到底思えないと思っていたら、やはりそんな繋がりを持った方だったということです。
ツアーの後、社員の吉川さんにも入会していただきました。古田さんが岐阜のこの地域でやってらっしゃることのすごさを考えると天竜支部管轄って言うのも申し訳ないような気もしてきますが、東京、岐阜、静岡と繋がった輪をさらに広げて行く仲間として天竜支部に加わっていただけたらと思います。通称天竜支部「長良班」です。
   
  また、今回、静岡から参加の家具デザイナー野木村さんはスギダラトーキョーが中心となって起こしたユイスのプロジェクトのメンバーでありますが、既に天竜支部「静岡班」ということになっていますし、川根本町には会員にはなっていないものの、クレージーな?スギダラ仲間の鈴木さんもいらっしゃいます。天竜支部はまだまだ人数的には少ないものの、浜松を中心に広範囲をカバーすることになったのでした。今回、ツアーに参加してくれたスギ天の古株、山本さん、キャッシーに無理やり?法人会員にされるは、今回のツアーに拉致同然で連れて来られるはの坂根さん他スギ天の主要メンバーの紹介は→http://www.m-sugi.com/56/m-sugi_56_sugiten2.htm
   
  支部長山口さんとの出会いから5年、スローペースだったけれど、東海道を股にかけた天竜 支部の活動は軌道に乗った!・・・かな?(ち)
   
   
   
   
  ●<ちよだ・けんいち>インハウス・プロダクトデザイナー
株式会社パワープレイス所属。 日本全国スギダラケ倶楽部 本部広報宣伝部長
『スギダラな人々探訪』web単行本:http://www.m-sugi.com/books/books_chiyo.htm
   
 
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