第二特集 ユイス展 in Akita  
  ユイス展 in ココラボラトリー
文/写真 佐々木涼子
 
13日は搬入・トークイベント。
  秋田にこんなステキな場所があったんだ…と、初めてココラボラトリーに入って感動!来たくても来られなかったあこがれの場所での展示にワクワクしていました。到着しているはずの萩原さんご一行様の姿が見えないけど、とりあえずココラボスタッフさんと秋田支部長スギッチとで杉屋台を搬入。(ご一行様は上の喫茶店でカレーを食べていたらしいです)
  その後、食後のご一行様、合流。みんなで展示作業開始…とその中に一人、腕を組んでスタッフの作業やココラボの中を見渡している丸眼鏡の男性。…誰?まさかこの人が萩原さん?想像と全然違う。(←失礼)萩原さんでした。すみません。
   
  トークイベントには黒板や学校で使われているイスが用意されていて、黒板には「日直、はぎわらしゅう」の文字。懐かしい教室の風景そのままでした。
  だんだん日が暮れてきて、少しずつ埋まっていく会場。萩原さんもビールを飲んで準備万端!
  いよいよ18時半イベント開始!どんな話が聞けるのかな…萩原さんの言葉を待ってる人たちが、まるで子供みたいに目をキラキラさせていました。(それを授業参観の母親みたいに一歩引いた所から見守る私…)
   
  トークイベントは2部に分かれ、第1部はユイスの話。
  ポーランドでの体験をふまえて、デザインについて萩原先生のお話は続きます。時にはビールを飲みながら、生徒さながらのお客さんに「何だと思いますか?」とかっこよく質問してみたり。でも先生、ゲップの音がマイクに入ってますよ。時間が余るのが心配と言っていた先生。でもユイスの紹介(「回」の石田さんの話は何回聞いても笑えます)やつくし文具店のお話もされて、結局は時間がおす結果に。
  武藤さんのユイス紹介は(帰りの電車賃を稼がねばならなかったらしく?笑)売り込みに熱が入っていました。(無事に完売して良かったですね!!)
   
  第2部。予定時間よりも遅れて始まった座談会。
  座談会?結果的に言ってしまえばあれは座談会ではなく「自己紹介会」…(笑
  スギダラのイケナイ大人(もちろんスギッチと萩原さん)の無茶ぶりに皆さん快く応えて下さり、名前と好きなユイス+αを発表して(そしてイケナイ大人がそれにツッコミをいれるというスタンス)、皆さんの紹介が終わった所で時間がおしスギて会はお開きに。…座談の要素皆無でしたが皆さん楽しそうな顔をされて、終始和やかムードなトークイベントでした。
   
  15日は展示2日目。
  快晴。この日は温ダラこと菅原温子さんの結婚披露宴があり、きみまち塾の加藤さん、南雲さんがフォーマルな格好で来場。二次会でサプライズを考えているとの噂を聞いていたので朝からワクワクしていました…が、まさかあんなことになるとは。(サプライズの全貌はスギッチの記事からどうぞ)
   
  前日は一人で店番をして抜けられなかったので、武藤さんがいる今日こそ上の喫茶店に行ってみよう!と考えていました。
  お昼の時間から少し過ぎたあたり、武藤さんと交代して、さあそろそろ喫茶店でお昼ご飯食べてこようかなーとワクワクしていると、披露宴に行ったはずの加藤さんが満面の笑みで大荷物を抱えて入ってきて一言「裁縫は得意だか?」
  一応私だって女子の端くれ、中学の家庭科で裁縫は一通り習っていたので「はい」と答えてしまいました。
  その結果、(温子さんの二次会のサプライズで使うパソコンとプロジェクターは用意したけどスクリーンを忘れたらしく!笑)白布の両端を袋縫いして竹を通し、臨時のスクリーンを作ることに。
  手際のいい加藤さんは、大きい白布と竹と針と糸と糸通しまでばっちり購入してきて、その場で寸法も全部決めてくれて、あとは縫うだけ!の状態で「夕方までには出来るやな!よろしく!」と笑顔で去っていきました…温ダラの披露宴が待っているからです。
  そのあとの私は、大きい布を広げてしばし呆然。
  しかし、温子さんのため!と思って奮起し、「そっち(裁縫)に集中してていいよ」との武藤さんからのありがたいお言葉に甘え、来場されるお客さんそっちのけで裁縫に没頭。お昼ご飯もすっかり忘れてました。
  でもユイスの展示のはずなのに、受付で裁縫してる自分がおかしくてちょっと自棄になりそうでした。来場された方からも「何されてるんですか?」って…そうですよね、ユイスの手直しとかならまだしも、何故か受付が洋裁してるんですからね。
   
  でも夕方までには無事に作り終えることが出来ました。武藤さん、展示内容の説明とかまかせっきりで本当にすみませんでした。ありがとうございます。
  私の苦労なんて、あの時の武藤さんに比べればまだまだ小さい方だと今では思います。武藤さんは「結婚式の二次会でユイスのプレゼンすればいいよ」という無茶ぶりをイケナイ大人たちから受け、サプライズ用の機器を用意している間の数分間、本当に間を持たせてくれたんですから。(途中で諸悪の根源、南雲氏が助けにいきましたけどね!笑)
   
  サプライズを行うまでの間、温子さんに見つからないようにコソコソしたり、南雲さんのレベルの高スギるダジャレに笑ったり、加藤さんからの差し入れのピザに舌鼓を打ったりと楽しいこともあり、サプライズではスクリーンも無事に使用され、私にとっては本当に充実した一日になりました。
  でもこの日はまだまだ終わらず、このあとスギダラメンバーで三次会へと続くのですが…ここでは割愛します…。
   
  16日の展示最終日は、三次会での二日酔いというお土産を引きずりながらも無事に11時から展示開始。日曜日ということもあり、たくさんの方に足を運んでいただきました。
  4日間でのべ185人。
  たくさんの方にご協力いただき、助けられて、今回の展示会をお手伝いさせていただきました。いろんな意味で勉強になったイベントでした。
  あと、スギダラメンバーは濃いなってことが、たった数日間でよーーーくわかりました。
  本当にありがとうございました。
   
   
   
   
  ●<ささき・りょうこ> 涼ダラ
秋田公立美術工芸短期大学 卒業生
   
 
Copyright(C) 2005 GEKKAN SUGI all rights reserved