特集 日南飫肥杉大作戦 報告
  日南飫肥スギ大作戦!で感じたこと
文/ 河野健一
 

11月14日(土)伊丹空港に降り立ち、吉野へ向かう電車の中にいる。1時間半ほどかかるらしい。発車間もない景色は、あきらかに日南のそれとは違う。杉が見えない。
吉野は今日が3回目。昨年の9月と先月に、箸づくりの勉強と機械の注文のため訪れた。1年とちょっとの間に3回となると、何かの縁を感じる。持参した封筒から久しぶりに中を取り出す。内田洋行の封筒から出てきた、スギダラの会員証同封の「会員証送付のご案内」にはこうあった。

―― この会員証、今回は奈良県吉野郡の吉野中央木材様にご協力いただき、名門吉野杉で製作いたしました。しかも良質な赤身の部分だけを用いたこだわりの一品です。そのきめ細やかな風合いをお楽しみ下さい。

そういうわけだった。そこからの縁。はじめから繋がっていた。運命を感じる。
ジャケットのポケットの中の「スギコダマ」を握った。一人旅は淋しいだろうと思い、連れてきた。日南飫肥スギ大作戦!から一週間が経とうとしている。実はゴールしたときのような達成感、満足感、感動といった類の感情は、ほとんどない。スタートラインに立っているような緊張感、闘志、プレッシャー、そして少しの不安。

大作戦は杉ダラケだった。会場の堀川運河には飫肥杉製の木橋「夢見橋」やボードデッキ、ベンチ。運河では飫肥杉製のチョロ船や弁甲いかだが行き交い、運河沿いに並べられた杉コレクションの作品、日向の屋台。信用金庫駐車場の特設会場「スギダラ館」には、飫肥杉家具「obisugi design」、県内から収集された古い杉の家具・道具、全国杉産地の杉モノ、入口には秋田直伝の杉玉が下げられた。油津の商店街では「格子混道プロジェクト」として杉の格子状のついたてに川柳がつけられ、油津駅舎内やホームにも飫肥杉が使われ、JRの観光特急「海幸山幸」は内装も外装も飫肥杉。史上最大・前人未到のスギイベントだった。たった2日間では消化できないほど、かみしめて味わう暇もないほど、盛りだくさんだった。かつてないほどの人々に賑わった運河沿いのイベント。笑顔溢れた2日間。

昔、運河沿いには貯木場や製材所がはりつき、飫肥杉で賑わっていた。きっと当時も飫肥杉に関わる人達の笑顔が溢れていたのだろう。杉コレの作品で遊びまくる子ども達の笑顔を見ていると、ボクの両親や祖父母ぐらいの人達がまだ子どもの頃、運河沿いで笑っている様子を想像してしまった。今に生きる地域の人々や、全国各地からも集まってくれた仲間たち、そして昔、祖先とまでも繋がっていた。

多くの笑顔で賑わった日南飫肥スギ大作戦!では、たくさんの人達に「楽しい」と思っていただけただろう。そういう意味では大成功だったと思う。実際に、特に杉コレ作品に対しては、「うちに置いてくれ」「借りたい」「どこに行けば、また遊べるか」「ください」といった反響が多い。
でも、そこに「飫肥杉」を感じた人が、いったいどのくらいいたのだろうか。
もしかしたら、ただ単に「楽しい」と感じた人が、ほとんどだったのではないか。「(特に杉ではなく)木って良い」と感じた人、「杉の良さ」を感じた人、「飫肥杉」を見つめ直した人、「暮らしや社会の中で、もっと積極的に飫肥杉を使って行こう」と考えた人。欲張るとキリがない。

たった1回のイベントで、こちら側が求める最高レベルの感想・意識を持っていただけるはずもないが、せめて「杉の良さ」や「杉の可能性」、新しい「杉の使い方」とか「杉との暮らし方」をなにか少しは感じ取ってもらえたのだろうか。そう感じてもらうための取組は、十分だっただろうか。精一杯がんばっただろうか。

今回のイベントで、懐かしくも新しい飫肥杉の魅力を提案した。これからが大事だ。
楽しいと思った大多数の人達に、「あのとき楽しかったのは、杉の魅力だったのか」「自分達は、杉とどう向き合って、どう付き合っていくのか、いけるのか」「日南らしさと飫肥杉との関係性」などを少しずつでも波状的にその気付きを広げていくため、今後どんな活動を展開していくか。
そういう意味でも、日南飫肥スギ大作戦!は、キッカケでありスタートだった。

きっと、多くの皆さんに対し、多少なりとも今後の期待感を持たせてしまった「責任」もある。(のだと思う。)はたして、その期待の先にあるのが、「杉とゆく懐かしい未来」なのか。

これから、ボクに何が出来る? ・・・・・これが感じている緊張感なのか? 闘志? プレッシャー?

繋がること、繋げること、繋がり続けること。
やめない。手を抜かない。あきらめない。
あきらめきれぬことがあるなら、「あきらめきれぬ」とあきらめる。

飫肥杉課の東京駐在メンバー(と言っても言い過ぎではない。いや、それ以上にご活躍いただいた)、出水さんと坂本さんに敬意を表して。

   
 
  スギダラ館
   
  杉玉つくり   obisugi design 発表会
 
  飫肥杉特急「海幸山幸」
 
  スギダラ館にて設営メンバー全員で
   
  スギダラ全国大会   杉コレ最終審査
   
  杉便器に笑顔の日南市長   「木になる木」に抱きつくM審査員
   
  「木になる木」に抱きつくS審査員   「木になる木」に抱きつくK審査員
 
  メインステージでの杉コレ表彰式
 
  日南飫肥杉大作戦最終日、スギダラ館にて
   
  今回の大作戦に向けて、情報共有、意見交換等のために、約70人でメーリングリストを作成していた。本番が近付くにつれ、おびただしい数のメールが飛び交った。お互いを支え、励まし、助け、大作戦を形づくっていくためのメールは、本当にすごかった。大作戦のあと、今度は感想メールが飛び交っていたので、長くなるが、最後にご紹介する。
   
 
   
  ■河野健一「よかったです。」
   
 

日南飫肥スギ大作戦!では、大変お世話になり、ありがとうございました。

今日は終日、obisugi designの打合せなどで外出していて、お礼が遅くなってしまいました。このメール、タイトルを考えるだけでも、一苦労でした。なかなかピッタリくる言葉が思いつきませんでした。ですので、いつものことですが、思ったまんまの言葉になってしまいました。

やってよかった。
事故などもなくてよかった。
たくさんの人で賑わってよかった。
全国の皆さんと会えてよかった。
土曜は3時まで起きててよかった。
新しい繋がりが出来てよかった。
よかったと言ってもらえてよかった。
あきらめなくてよかった。
杉ってやっぱりよかった。
手を抜かなくてよかった。
あーよかった。

堀川まつり、やまんかん、杉コレ、杉道具博物館、全国杉モノ展、商品発表会、スギダラ館、交通規制、駐車場、その他ほんとうに多くの人々のおかげで、日南の、日差しは強かった秋の週末が、笑顔あふれる、忘れられない時となりました。

ぜひ、「ボクがいたから、よかった」「私ががんばったから、よかった」と、皆さん一人ひとりが思っていただきたいです。誰か一人、どこか一つの役割が欠けていても、実現できませんでした。そして、きっとすごくお疲れだとは思うのですが、決してこれに懲りずに、また何かやりましょう!

地元のボクは、なんにも役に立たず、あいかわらず支えられ助けられっぱなしでしたが、メーリングリストのメール第一号を発信することで、「ボクがいてよかった」と自分に言い聞かせてやろうかと思います。

では、また。

   
 
   
  ■千代田健一さん(スギダラ本部・広報宣伝部長)
   
 

飫肥ワン・背ノビの千代田です。

僕は・・・

みんなで笑えてよかった!
みんなの笑顔がよかった!
みんなに会えてよかった!
本当に油津に行けてよかった!
司会できてよかった!(もっと笑い取れたらたらよかった・・・けど)
スギダラ活躍できてよかった!

最後に

僕もいてよかったけど、
河野さんがいてよかった!
本当にみんなと感動を分かち合えてよかった!!!

   
 
   
  ■吉武春美さん(スギダラ宮崎支部・広報宣伝部長)
   
 

ミヤダラのハルスギこと吉武(春美)です。
一年以上も前からの長期の準備、たいへんお疲れさまでした。

日本全国スギダラケ倶楽部宮崎支部(ミヤダラ)も古い杉道具博物館、全国杉モノ展、オビータくんを探せラリー、杉玉づくりと参加させていただきました。
これらはミヤダラだけではなく、スギダラ本部、各支部の総合力、そして全体の応援があってこそ、実現することができました。
感謝の気持ちと感動でいっぱいです。

イベント開催の喜びを分かち合えただけでなく、自分の力不足やいたらなさ(痛感しました)それらも超えて役割や働きを分かち合うことの大切さを、お願いすること、助けてもらうことの勇気もいただきました。

それぞれの働きがつながりあって、支えとなって今回実現できた飫肥杉大作戦!
ほんとに、1人1人の誰が欠けても実現がむずかしかった飫肥杉大作戦!

多忙な中にも ユーモアを忘れないメール、こどもたちの笑顔、スギダラ館に訪れた市民のみなさんのお話に、スタッフのみなさんの汗と寝不足の顔にあふれた笑顔に私は、終わる前から幾度もウルウルきてしまっていたけど、男泣きをこらえた?河野さん他スタッフのみなさんにこの飫肥杉大作戦の準備に関わることができて、「よかった。」
この飫肥杉大作戦に参加できて、ほんとに「よかった!」と思えました。

今回のつながりが活かされて、この先にもカタチを変えて続いていく可能性が みえてきて ほんとに「よかった!」

まさに史上最大の飫肥杉大作戦でした!!!

   
 
   
  ■蛯原政志さん(日南十日会 会長)
   
 

本当にいろいろとありがとうございました。
 
皆様のご協力のおかげを持ちまして、やまんかん祭り、杉コレ、木青会日南大会を大成功で終えることが出来ました。
 十日会もそれぞれの会員、一生懸命、精一杯やることができ、約1年半前に十日会で誓った「今の自分から一歩前へ踏み出そう」という誓いを達成できたと私は、感じています。

私、実は7日、8日の杉コレの結果発表までステージスケジュール・杉コレスケジュールに終われ、祭り(回り)を見渡すことも出来ないぐらい、自分の役割でいっぱいおっぱいでした。(十日会みんなそうであったはず)8日の(杉コレ結果発表終了後2時〜先生方を送迎する3時まで)60分間やっと全体を見渡す余裕が出来ました。

その光景は、来場者・スタッフ・審査員の先生方みんな笑顔・笑顔・笑顔でした、まさに堀川運河に笑顔の花が咲き乱れていました。
 私達の「おもい」来てくださった1万人超の来場者の人に伝わったはず。
 私達だけで出来た(祭り)ことではない、しかし、本当に叫びたかった「どんなもんじゃい!!!!!!」と最後に再度言わせてください。

みなさま本当にありがとうございました。

   
 
   
  ■八木美紀さん(宮崎県林業協会)
   
 

遅くなりましたが、飫肥杉大作戦では大変お世話になりました。

スギダラの皆さん、日南市の皆さん、飫肥杉デザイン会の皆さん、日南十日会の皆さん、堀川まつりの皆さん、ボランティアスタッフの皆さん・・・・・・ありがとうございました。

企画から実施までは色々な苦労や心配などありましたが、飫肥杉を中心にして、たくさんの発見や感動、出会いなどがあり、とても忘れられない日々になりました。

本当にお疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。

   
 
   
  ■田中 浩史さん(宮崎県庁 山村・木材振興課)
   
 

みなさま、本当にご苦労さまでした。
そして、ありがとうございました。
今回のイベントは、県としても3年目を迎えた終期事業でしたが、締めにふさわしい盛り上がりで無事終了することができました。スタッフ一丸となった結果の賜と感心、感動、感謝しております。
うちの部長をはじめとする幹部の印象もたいへん良好で、次年度以降の事業費獲得についても弾みをつけることができました。これから年末にかけて、予算手続きは本格化しますが・・・頑張ります!!

現在、「杉コレ」について、全国公募の「ふるさとイベント大賞」に応募しようと事務局で準備を進めています。これもうまく行くといいなと思っています。良い結果の時は、またご報告差し上げます。

それと、本日の宮日の「旅のひとこと」に秋田支部のすぎっちサンが載ってました。情報まで!

   
 
   
  ■岩下英利さん(日南商工会議所)
   
 

遅ればせながら、今回の飫肥スギ大作戦お疲れさまでした。
そして、本当にお世話になりました。
おかげさまで堀川まつりとしてもかつてない規模で開催することができ、また、来場者の反応も良く、担当していて本当に良かったと感じています。これも一重に、皆さんの頑張りに引っ張っていただいた結果だと思っています。本当にありがとうございました。
近いうちの“反省会議“開催が待ち遠しいです。

今、河野さんからメールが入りましたが、杉コレクションの10作品は飫肥杉の普及のためにも、ぜひ日南市に置いていただけないでしょうか? 海幸山幸運行に伴って杉を活用してリニューアルした、北郷駅・飫肥駅・油津駅・南郷駅などにはぜひ置いて頂きたいのです。また、(スギダラ館でお世話になった)地元の南郷信用金庫からも本店の移転リニューアルオープンに合わせて「ぜひ“きになる木”をいただきたい!」との熱いメッセージが届いています。
皆様のご協力を何卒よろしくお願いいたします。

   
 
   
  ■倉岡 宏宜さん(日南市役所 飫肥杉課/建設課)
   
 

やっとこさ、落ち着いてメールできる状態になりました。
日南市飫肥杉課/建設課の黄色いジャンバーの倉岡です。

何はともあれ、大きな事故も怪我も体調不良もなく、無事に終わったことに、お疲れ様でした。

いつも運命とか縁とか深く考えるロマンチストな倉岡ですが、市役所とか、特に異動が伴う機関においては、この時期にこの担当をしていなければ、今回の飫肥スギ大作戦の輪の中にいることはできなかったことで、たまたまその一員になれたことにすごく感動・感謝しています。

また、人と人を結びつけ、輪を広げていただいた南雲さんには、本当に感謝しています。
僕の座右の銘は「人を知ることは人生の財産」ですので、全国各地から同じ目的で人が集まり親睦が深められたこと、スギ繋がりで色んな方と一緒にイベントに携われたことは、本当に僕の財産となりました。

一人じゃ無理だけど、みんなでやればこんなにすごいことができるんだ、と自信がついたし、みんなすごい!ホントにすごい!と感動しました。一人一人にハグしてお礼を言いたい気持ちです。

準備期間中は、常にせっぱ詰まった状態で、皆様に失礼なことをしたかもしれませんが(自分で分かりません(^_^;))、大成功ということでご了承ください。
南雲さんには、ベンチを体にぶつけたり(どこにぶつけたかも分かりません)、当日まで失礼な(冷酷な?)態度をしてしまいましたが、飫肥杉に免じてお許し下さい。

まだまだ体調は本調子に戻りませんが、通常業務に戻って頑張ります。
また、スギを通じて、皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。
必ずまた会えるように、にちなんも仕掛けていきます。よね?

最後に、この場で言うのも何ですが、準備から最後まで、いつも心の支えになっていた(勝手に支えにしていました)河野健一さん、ありがとうございました。孤独感を感じる日もありましたが、健一さんがいたから最後までやり抜くことができたといっても、言い過ぎではないです。
これからも、にちなんを盛り上げるために、にちなんにちなんにちなんダーっ、で頑張りましょう。

では、飫肥スギ大作戦第2章のはじまりということで、皆さん、今後ともよろしくお願いします。<(_ _)>

   
 
   
  ■松山昭彦(日南市役所 前飫肥杉課長・農政課)
   
 

天が晴れると書いて「天晴れ(あっぱれ)」と呼びますね。
もちろん「見事だ!」という意味です。

秋晴れの下、多くの方々の力が結集した二日間、本当に「あっぱれ!」でした。

ありがとうございました。

   
 
   
  ■南雲勝志さん(スギダラ本部)
   
 

遅くなりました。
皆さん本当にお疲れさまでした。
大作戦はとても素晴らしく、大成功しましたね。
恐れ入りましたです。
一年に及ぶ準備と大作戦会議を始め、各関係者の地道な努力が結実した結果だと思います。日南は日本の南の端っこですが、大作戦を通じて生まれたパワーは全国にも伝わるものです。
何より地域の力がまわりの人々を動かした結果、多くの感動や自信が生まれたことは間違いないと思います。運河祭りと杉コレとスギダラと見事に繋がったと思います。せっかくなのでこの物語も何かきちんと記録として形に残せると良いですね。
それだけの価値のあるものだったと思います。
ひとつの大作戦は通過しましたが、ここまでのプロセスで生まれた信頼関係や連係プレイを生かし、今後の日南、そして宮崎県のさらなるパワーアップを期待しています。少し充電して、そして大作戦第二章楽しみですね。

   
 
   
  ■海野洋光さん(スギダラ宮崎支部長)
   
 

杉コレが終わって、皆様いかがお過ごしでしょうか?日南の地元メンバー(市役所・十日会・商工会議所などなど)の方の並々ならぬ想いが大成功に導いたと思います。そして、みんなさんが楽しんでいただけたことが何よりです。

外野からかなり、無理難題を押し付けてしまったと反省しています。ごめんなさい。

多くの方のメールを読んで感じるのは、次にどんな行動をするかが、このイベントの本当の成功の鍵だと思います。

杉コレクションを持ち回りにしている意味はそこにあります。

次々と仕掛けを県内に仕掛けています。次期開催の西都のメンバーは「エキサイト!」と言うテーマを作り上げました。もう、次がはじめっているのです。今までにないスタートだと思います。

海杉は、ベトナムに視察に行ってきました。木材加工や製材所などの見学です。今後の宮崎の木材を考えるととても参考になりました。本業も頑張らなければ!

私にできる事があったら何なりとお話ください。また、楽しんでいただけると思います。

   
 
   
   
  笑顔・楽しさ・にぎわい・交流、そういう意味では飫肥杉新時代に向けて、イースター島(いいスタート)が切れた。この月刊杉で2009年の一年間に、日南を4回も特集していただいた。飫肥杉を活用して日南らしい日南に再生していく、まさに「新飫肥杉元年」とでも言える濃い一年だった。
   
   
   
   
   
 

●<かわの・けんいち> 日南市役所 飫肥杉課
(飫肥杉を活用した日南再生プロジェクトチーム)
ブログ「オビダラ日記〜飫肥杉ダラケのまちづくり〜」担当

   
 
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