皆様、初めまして、宮崎県庁に在籍しております、外山賢(とやまけん)です。別に富山県にゆかりがある訳ではありません。
名前のことは置いといて、林業技師として平穏無事な公務員生活を送ってきた私ですが、南雲さんや海野さんという悪い仲間(?)と付き合うようになった結果、都城での都城劇場(景観デザインでのスギ利活用に関するワークショップ)や杉コレクションの開催へと関わることができました。
今回は、その課程を通じて、私の杉コレに込めた思い込みを書かせていただきます。
杉コレ第一回目の日向、第二回目の宮崎での取り組みを横目で見ていた(直接の担当者ではなかったので……)私は、大変そうだけど、やっている人たちは何だか楽しそうだな〜という印象を持っていました。参加メンバーも大学の先生あり、プロダクトデザイナーあり、都市景観の専門家ありと何か木材とは関係ない人たちも混ざってすごそうなことをやってるな〜、僕も何か一緒に面白いことがしたいな〜と思っていました。
そんな時に、杉コレを平成19年度新規事業として取り組む企画(決して、自分で仕掛けた訳ではありませんが……)が持ち上がり、ラッキーにも私が担当することになりました。
早速、木青会(宮崎県木材青壮年会連合会)の人たちに会い、南雲さんにも会い、事業の方向性や都城で杉コレを開催することについて、いろいろ相談し進めていきました。僕の中では、日向で取り組まれた富高小学校(移動式夢空間)から杉コレまでの地域と一体感のある取り組みが、目指すイメージとなっており、「杉コレとは、単なる杉を使ったデザインコンテストではなく、杉のことが地域に理解され、杉を通じて、人と人とが通じ合うことのできるイベントにしていくべきだ!」と思い込んでいました。しかし、いざ進め始めると、僕自身が杉コレの開催地である都城のことを、都城の街づくりのことを、都城の人たちのことを何も知らないことに気付かされました。(もっとしっかりしろ自分!!)このままでは、杉コレは、絶対うまくいかないと思い、まずは、都城を舞台に都城の人たちを集めて何かしなくては!とまたまた思い込みで取り組んだワークショップが都城劇場です。
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