新春特集2

 
2007年 スギダラ倶楽部 広報宣伝部の活動目標
文/写真 千代田健一

 

 
  読者の皆様、スギダラ倶楽部会員の皆様 
 
あけましておめでとうございます。本部広報宣伝部長 チヨダラこと千代田健一です。
昨年中は読者ならびに会員の皆様には大変お世話になりましてありがとうございました。
今年も本部広報部員のダライナナこと増田奈菜さんとこの月刊杉WEB版の発刊案内および会員の皆様の連絡窓口として頑張って参りますので、ひとつヨロスギお付き合いください。
 
 
昨年12月16日: 宮崎県諸塚村の内藤の森伐採ツアーにて

 

年始にあたり、
今年の広報宣伝部の抱負・・・と言うか、
目標を勝手に述べさせていただきます。


1.会員名簿の完備と月刊杉WEB版の配信先の拡大。
今のところ、月刊杉の発刊案内は会員の皆様中心で、それ以外へのご案内はそれぞれの会員さんからの自発的サポートに頼っておりました。
今年は、もっと組織的に配信先を管理してゆかねばなー・・・と思っております。例えば地域(支部)ごとにグルーピングして各支部の広報宣伝部からのご案内に移行してゆけたらと企んでおります。各支部の広報宣伝部長まあ、そんな構想を持っておりますので、まずはサポートしてくれる広報部員の確保をよろしくお願いいたします。

 
ミヤダラ3姉妹のひとり楠さんこと工藤さんと共に妙にプロっぽい?スギダラな二人

 

今のところ会員の皆様にダイレクトに発信しているのは、この月刊杉WEB版の発刊案内メールだけなのですが、会員数500を超えるとメールアドレスだけでもうまく管理できず、訳わかんなくなってしまってるので・・・
メールマガジンの活用も考えてはみるのですが、メルマガは広がりやすい代わりに受け取る方から見ると、時間が経過すればするほど流してしまいがちになると言うかありがた味が薄れてゆくような気がすると言うか・・・ちょっと二の足を踏んでたところがあるのですが、各支部と連携して分担運営できればうまくいくかもしれないなー、とも思いますので前向きに採用を検討してゆきたいと思ってます。

2.媒体の拡大
現在もスギダラHPと月刊杉WEB版を中核にネット上での情報発信を中心に活動していますが、今年はペーパーメディアの方での情報発信に取り組んで行きたいと考えています。月刊杉自体をペーパーマガジン化するのはもう少し時間かかりそうですが、各業界紙、例えば木材関係だったら日本木材青壮年団体連合会発行の機関紙「ウッディレター」とか月刊杉WEB版編集長のウチダラさんこと内田みえさんが編集をやっているデザイン雑誌等に広告掲載するといったことから始めたらどうか?と私個人は思ってます。この辺の計画は早々にスギダラ本部で具体的に詰めて行きたいと思っておりますが、会員の皆様からもご助言、アイデアをいただけたらとても助かります。
何にしてもこういった広報活動にはネット上とは勝手も違い、資金も必要になってくるので、今年こそは資金調達を進めてゆきたいと思います。ご援助いただける法人会員の新規獲得もひつ続きやって参りますが、まずは昨年からやるやると言って未だにできていない既会員様(現在法人会員は3社)からの会費の徴収を早々にお願いするようにいたします。
その他、資金獲得面では、これも言うだけ言って未だに実行できていないスギダラグッズ販売も新規商品開発と共に具体化してゆきます。
現段階で即販売可能なモノは本部スギダラ3姉妹プロデュースによるスギダラ手ぬぐい(販売価格800円送料込み)だけではありますが、スギダラHP、月刊杉WEB版のページ上にて順次購入可能な状況を作って参りますので、もうしばらくお待ちください。いや、今すぐ欲しいという方は本部広報宣伝部の千代田宛に直メール(chiyoken@uchida.co.jp)いただきましたら即対応させていただきます。

 
 
今このスギダラ手ぬぐいをお申込みの方にはもれなく素敵な3姉妹の直筆サイン付きの手ぬぐいをお送りします。 地が紺色だから書いも殆ど見えないから安心です・・・うそ!(クリックで拡大画像)
これが三姉妹だ!(右)手前が長女ウチダラこと内田みえさん、後ろ左が次女杉の小町こと長町美和子さん、そして後ろ右が三女のりすけこと石田紀佳さん。
(クリックで原寸大画像・・・うそ!)
 
 
 

3.会員証のご送付のスピードアップ
小さな目標で恐縮ですが、昨年の後半は会員登録が相次ぎ、会員証の発送が追いつきませんでした。随分待たされた方も多いかと思います。申し訳ありませんでした。この場をお借りしてお詫び申し上げます。
会員証の発送は本部事務局スタッフのヤマダラこと山田聖士(さとし)と未だに杉ネームを持たない矢野真理絵、堂本洋子(ひろこ)の事務局美女軍で担当しております。今年は迅速に滞りなく発送できるように頑張って参りますので、ヨロスギお願いいたします。

まだまだ広報宣伝部としてやるべきことは多々あります。
幸い昨年は各支部での独自の活動が軌道に乗ってきた、と言うよりイベントに情報発信にとにかく突っ走ってくれましたし、今までちょっとブレイクするきっかけが無かった関西支部も年の瀬にブログを立ち上げ、いいスタートが切れました。今後も会員の皆様との日々のコミュニケーションは各支部中心に展開して行きたいと思っております。
現在、独自に活動できているのは宮崎支部、秋田支部、北部九州支部、関西支部の4支部ですが、今年はもう1つ2つくらい軌道に乗せたいと思います。
各支部の広報宣伝部では地域の杉関連ニュースや活動報告、イベントレポート、会員紹介等の情報発信を担っていただいておりますが、スギダラ倶楽部の活動主旨、意義のアピールは基より、活動の楽しさ、新しさ、面白さを各地域のよりリアルな場における実体験として共有していただけるようになって来ましたので、さらに促進したいと思います。場と時間を共有することにより得られる深い理解と個々のメンバーの自発的行動、チームとしてファミリーとしての結束を固めるのはやはり地域に根ざした活動だと思います。
巷でも随分前から、特にネット社会が充実する過程でこれからは地方の時代だ!みたいに言われて来ましたが、未だに一極集中、特に東京に集中している状況から脱していないように思います。
そういった意味では我々スギダラ倶楽部は3年近くも地域に根ざした具体的活動をしてきた最先端集団だと言えると思います。その自負を持って時代を社会をリードして行きたいと思います。

では、本部広報宣伝部の役割は? 各支部が充実してきたから安心して隠居・・・と言う訳には行きません、当然! さらに次のステップに向けて高みを目指して突き進もうと気合いを入れ直しております。

昨年を振り返ってみると、2006年はスギダラ倶楽部にとって激動の一年でした。
年末締めくくり号!で、この一年の主な活動を列挙してみたのですが、よくもこれだけ活動できたなーと思います。このエネルギーの源は何なのか?自分でもよくわからなくなる時があります。私事で言えば、デザインという仕事の中で、スギダラの活動、そこで得られる人と人との繋がりから何か新しい可能性のようなものを強く感じるんです。モノや空間を自己の感性と技術で表現するだけでなく、そこで出会い同じ場と時間を共有する人々とどのような関わり方をしてゆくのか? 目標を達成するためにどういった人(チーム)との繋がりを作ってゆけば良いのか?
また、その中で自分自身がどういう役割を担って行けるか?
それを考えて行くことが、実行するための仕組みづくりまでがこれからのデザインのあり方ではないか? デザインの目指すべき方向なんじゃないか?企業が自分たちの都合や利益ばかり考えてものづくりや空間づくりをしてはダメだ!みたいなことを兄貴分の杉若丸こと若杉さんとホント毎日のように語っております。

これはデザインという枠の中だけの話ではなく、どんなところでも同じなんじゃないかと最近つくづく思います。TVなどのメディアでもよく耳にするのは、日本のみならず、世の中全体が急ぎ過ぎて大切なはずのものをどんどん捨ててきたのではないか?ということです。以前小町さんこと長町さんも月刊杉の原稿でそんなこと書いてましたね。個人も企業や自治体のような団体も目先の問題、目先の利害に奔走ばかりして、よりよき未来のために!という志が言葉だけになってしまっているように思います。その結果、とても短い期間に貴重な財産とも言えるものを捨ててきたのではないかと思います。
日本人が持っていた武士道精神のよいところが見直されているのも、そういった危機感を感じる人が多くなったってことなんじゃないかと思います。ブームみたいになってるのはいかがなもんかと思いますけど・・・

それと家族(ファミリー)についても見直されていることが最近多くないでしょうか? 
年々薄まってゆく家族の絆、父親、母親、子供、それぞれのあり方、捉えられ方。何かさびしいー感じになってないですかね?
特に父親、「亭主元気で留守がいい」以降、さらに失墜してないでしょうか?日本人であること、日本の良さを思い起こす時、近年捨てまくってきた美徳みたいなものの中には世界に誇れるいいものがたくさんあると思ってます。
特にこの一年でスギダラ倶楽部が関わってきた各地での活動は、仲間、ファミリーとしての絆を強め、結束し、世の中に対し、社会に対しより良き未来をつくるために具体的な行動を示せたのではないかと自負しています。回顧主義的な見え方もするかもしれませんが、これはとても未来的なことだと思うんです。人が人として人と付き合ってゆく。個々の「らしさ」を失うことなくそれぞれの役割を担ってゆく。ごくごく普通でまっとうなことを自然にできる仲間なたちですよね。
だからスギダラは活き活きとしてるし、楽しいんだと思います。

この結束力とネットワークをさらに推進してゆくために本部広報宣伝部としては次は各支部と連携した広報活動を展開してゆきたいと思います。うまい言葉が思い付きませんが、ローカライゼーションとグローバライゼーションとでも言いまか、各地域での地域力を高める一方、本部では発信情報、ネットワークづくりのグローバル化を推進し、今まで以上に多分野の方々にこの活動を知ってもらえるようにしたいと思っております。
例えば、各支部のブログはブログが持っている性格上、変にグローバル化を意識するよりはローカライズを極めて勢いで押しまくった方がいいような気がしますし、一方で本部スギダラホームページで同じノリだと初めての方が入ってきにくくなるし、現にそういった意見があるのも事実です。なので本部HPおよび月刊杉WEB版サイトはスギダラのポータルとしての入り口機能と各地区での活動や情報のサマリー情報の発信、またそれらを繋げてゆくサイトにしてゆきたいと思います。

月刊杉WEB版のコンテンツも昨年まではどちらかと言うとイベント追従型と言うか、各地での出来事、トピックを中心にその都度特集を組み、言わば旬な情報から発信してきましたが、これからはそれに加え、年間通して筋道立てた内容を模索してゆければと思ってます。何せ編集会議もろくにやらずに17、18合併号まで来てしまいましたからねー。早い話、今年はもっと編集という手を入れてゆこう!と言うことですね。

以上、書かせていただいたことは本部広報宣伝を担う立場でのわたくしの個人的考えでありますので、各支部の支部長、広報宣伝部長は基より、会員の皆様、月刊杉WEB版読者の皆様のご意見、ご要望を広く承りたいと思ってますし、今まで集めたことも無かったですが、月間杉でこういった記事が読みたいとか、そういうご要望も集めたいと思いますので何とぞ忌憚無きご意見をお寄せいただけますようお願い申し上げます。

何はともあれ、本部広報宣伝部 今年もあらゆる人々との繋がりを第一に考え、元気一杯頑張って参ります。
ご支援の程ヨロスギお願いいたします。

「今年も頑張るぞー! おおおーーー!」(ち)

   
 
 

●<ちよだ・けんいち>インハウス・プロダクトデザイナー
株式会社内田洋行 テクニカルデザインセンター所属。 日本全国スギダラケ倶楽部 本部広報宣伝部長

 


 


   
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