特集 月刊『杉』10周年記念特集
  スギを握りしめて立つ人

文 河野健一

   
 
 
 

 THE BLUE HEARTS が好きです。1stアルバムの5曲目「街」を聴いています。歌詞に「街」は出てこないので、曲目は「社会」とか「杉」でも良いねと思いながら。(1987年5月発売なので、ボクは当時15歳。彼らは24〜26歳)

「街」

アスファルトだけじゃない コンクリートだけじゃない
いつか会えるよ 同じ涙を こらえきれぬ友達と きっと会えるよ

毒ガスばかりじゃない ドロ水ばかりじゃない
いつか会えるよ 同じ気持ちで 爆発しそうな仲間と きっと会えるよ

その時 お前には 何が言えるだろう
その時 友達と 何を話すだろう

見せかけばかりじゃない 口先だけでもない
いつか見るだろう 同じこぶしを 握りしめて立つ人を きっと見るだろう

その時ボクたちは 何ができるだろう 右手と左手で何ができるだろう
命のある限り忘れてはいけない 今しかボクにしか できないことがある

・・・・・
ボクがスギダラに入会した時、月刊杉はすでに13号。入会前の出来事や、入会後に参加できなかった各地の杉活動など、そして全国の友達・仲間の悪戦苦闘っぷりや成功体験、考え、時には生い立ちや生き様などをも伝えて続けてくれる月刊杉。10周年おめでとう。そして、ありがとう。
WEB上で、各地でスギを握りしめて立つ人を、ほぼ毎月見せてくれていますね。ありがとう。毎月、そんな仲間を見るたびに、いまボクが何もできていないことを恥ずかしく思います。隔月で連載させてもらっていますが、ボクだけ「作り話」で中身がないことをとても恥ずかしく思っています。「今しかボクにしか できないこと」とはとても思いませんが、でも「今のボクにでも できること」なのだろうと言い訳しつつ、実はけっこう楽しみながら書かせてもらっています。右手と左手でパソコンのキーボードをカチャカチャやっています。
月刊杉さん、これからもよろしくお願いします。まだまだ読者が増えていくと思います。そして、ボクがそうであるように、バックナンバーを何度も読み返したりするでしょう。長生きして欲しいなと思っています。
最後に。これまで何度も飫肥支部(宮崎県日南市)の活動を特集していただきました。最近めっきりダメダメです。また特集していただけるように、月刊杉で全国の仲間を見て、こぶしを握りしめて、これから何ができるだろうかと考えてみます。

15号 特集「飫肥杉」
18号 新春特集「宮崎」
27号 特集「油津(前編)」
28号 特集「油津(後編)」
43号 特集「飫肥杉大作戦」
50号 特集「迫る飫肥杉大作戦」
52号 特集「飫肥杉大作戦報告」
54号 特集「飫肥杉大作戦」
62号 特集「祝!obisugi design」
98号 特集「obisugi design 発進」
103号 特集「杉と苔」
105号 特集「obisugi design in New York」

   
   
   
   
  ●<かわの・けんいち> 日南市役所 広報担当 / 日南市 飫肥杉課OB / スギダラ飫肥支部 広報宣伝部長・会員番号441
   
 
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