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新コーナー |
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杉々つながる 読者つぶやきコーナー |
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読者からの投稿ページです。日頃思っていること、最近あったこと、何でもok。つぶやいた後は、次の方を指名していただきます。どんどんつながる「スギずな」です。 |
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NO.001 「杉建具のススメ」 |
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文 / 土井裕子 |
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家をリノベーションして3年になる。築42年のコンクリートの家だが、家業が生コン業ということもあって、まだ河原から砂利や砂が採れていた頃のコンクリートなので、区体は大事に残す事にした。
自分達の年齢も考えてバリアーフリー仕様にするため、すべてのドアをトイレも含め、杉の障子の引き戸にした。
これには別の思いもある。
宮崎県の杉は「長伐期化」を進めている。一方、長伐期で作れる無地や柾の柱を必要とする家はほとんど無くなって来ている。鴨居、長押の付いた部屋はもう無いに等しい。それで長伐期で太く成長した木に付加価値を付ける使い道として、建具ではと考えてみたのである。
結果は大成功。框を大きく取って少し洋風に作った障子には、ワーロンを入れて破れにくくしている。トイレも外から人の気配が分かってなかなかに良いし、昨今はバリアーフリー化の進展で、エマージェンシー機能の付いたしゃれた鎌錠も手に入る。
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日本は大工だけでなく、建具や指物の職人の技術も世界一であるが、建具は既製品に押され、親しくしていた建具屋さんが廃業してしまい、今回は昔、隣組で、親子二代に渡って付き合いのある末永家具さんに、諸塚の杉で作ってもらった。
次は、こんな建具をカリフォルニアあたりに売れない物かと考えている。
スギダラメンバーの方で、輸出に強い方がいたら是非、考えて頂けないだろうか。 |
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●<どい・ゆうこ> NPO法人五ヶ瀬川流域ネットワーク 理事長
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