特別寄稿

月刊 「杉」創刊に寄せて
各地からさまざまな方々が、創刊に寄せてメッセージをくれました。ありがとう! 元気の出る言葉、満載です。
 

●杉は雄大でありがたいもんですよ!
遙かに見下ろす村の広場に最終のバスが着き、民家の茅葺き屋根からは夕餉(ゆうげ)の支度をする煙が立ち上る頃、「さあ、もうひと息、頑張ろうかのう」と、こぶり(仕事の合間に取る軽食)で一息ついた若い衆が、杉との夢を語り合いながら、ふたたび下草を刈る鎌を振るい始める。………子供の頃、そんな杉にまつわる原風景がありましたですねぇ。今や好々爺となった当時の若い衆のおかげで、杉はそそり立ち、そして私は、スクスク育つ杉の麓で、穏やかに心地よくスギダラ家に暮らしています。杉とのよい関係を育んでいる人々は、日本中に、たくさん、たくさんおり、そうでない人は、もっと、もっと、たくさんいますよね。スギダラケ倶楽部と月刊「杉」WEB版の活躍の場が、たくさん、たくさん、ありそうです。[高千穂の仙人村から/飯干淳志]

 

●月間『杉』WEB版の創刊おめでとうございます!!\(^o^)/
なぜこのスギダラケに惹かれてしまうのだろう。直に会っていなくても、「杉」と「人」、「杉」と「社会」に対して、こんなに熱く語れる大人たちの思いや、現代の日本の問題、現実を捉えつつも、遊び心を忘れずに楽しく活動(実践)している仲間たちが身近に感じられるから……。この月間『杉』を通して、杉とどううまくつきあっていけるかを考えたり、様々な杉のおもしろさを発見し、仲間が自然に広がって、いつのまにか「杉」のとりこになっていく。きっとそんな人と人をつなぐ「移動式夢空間」ならぬ「移動式夢月間『杉』」となることを期待しています。[スギダラ会員/美杉] 

 

●月刊『杉』WEB版はスギダラ(日本全国スギラダラケ倶楽部)活動を発展させる呼び水になるのではと思っています。各地の事例など杉とのいろんな関わり方があることを知れば、それに共感したりヒントを得たりして、新たな取り組みが始まるかもしれないし、スギダラは誰でも入れて楽しく盛り上がっていることが伝われば、一緒に何かやりたい!と参加してくれる仲間も増えるハズです。[杉の木クラフト/池田陽子]

 
●おひつや寿司桶や漬物桶等、食に関わる桶には主に杉材を用いています。毎日杉と向き合って仕事をしていると、「杉」と一言で言っても、産地はもちろん育った環境で随分性質が違うということを感じます。昔から日本人の暮らしに深く関わってきた杉。しかし、杉について知らないことは、私のような杉と仕事をしている者でもまだまだたくさんあることを痛感しています。この月刊『杉』WEB版を通して、杉についてまた新たに知れる様々なこと……を大変楽しみにしています。[南部桶正]
 

●杉と出会って、たくさんの仲間ができた。
杉と出会って、日本や世界の問題を考えた。
杉と出会って、泣いた。
杉と出会って、笑顔になった。
杉と出会って、やる気がでた。
杉と出会って、恋におちた。
[宝塚のデザイナー、狩野新]

 

●神奈川県産の杉の間伐材を使った椅子の設計に際して、改めて杉と向き合いました。そのZEBRA chairで参加した昨年2004年、宮崎県の日向市で開催された杉コレクションで新鮮だったのは、育つ地域によって同じ杉とよばれているものにも大変な違いがあるということでした。月刊『杉』WEB版を通して、また新たな杉と出会えることを楽しみにしてます。[宮晶子/STUDIO 2A] 

 
●最近になって、『CONFORT』4月号/杉特集を見て問い合わせをしてくださるお客さんが増えてきました。「実は杉(吉野杉)に興味があったけど、窓口がわからなかった」という方が多いような気がします。月刊『杉』WEB版では、どうか日本中の杉屋さんの窓口を開いてください。[吉野中央木材/山本三司郎]
 
●なんだか気になる杉のこと
杉のことが気になりだしたのは、いつのことだろうか。柱をテーマにした展覧会を企画した時に、東京の山を見に行ったことがある。こどもの頃、遠足で行っていた山なのに、なぜか、違う山に見えた気がした。家の材料としての山。自然なような自然じゃないような山。いまだに、杉のことをどう考えたらいいのかわからない。スギダラ倶楽部はすごいと思う。考えているより前に活動があり、それより前に駄洒落があり、ノリがある。ふつうは、こういう活動をやると、説教くさくなるんだけど、まったくそんなことを感じさせない。ただ、おもしろそうで、参加してみたくなる。それが、スギダラの作戦なのかも。月刊『杉』WEB版楽しみにしています。どんどん洗脳してください。[杉をつかったスミレアオイハウス住人/萩原 修]
 
●月間『杉』WEB版の創刊おめでとうございます
「杉」という素材を生かしたオフィスつくりを! と、思ってもいなかった提案に出会ってから2年になります。最初は皆、「杉」の存在感と香りに圧倒されていましたが、今では杉のテーブルやイスも、私たちの仕事になくてはならない存在になっています。最近では、一緒に働いているメンバーから「杉で作ってみたら?」なんていう声も聞かれるようになりました。月刊『杉』WEB版やスギダラ倶楽部活動の場が、もっともっと楽しく、おもしろい場になることはもちろん、私のような素人でも「杉」へのアイデアをどんどん発案できるような場になることを期待しています。[スギダラ会員/池田賀一]
 
●山には、スギばかりでなくヒノキだってマツだってあるのに、なんでそんなにスギにこだわるのかな、このスギダラの人たちは。という思いがあったのですが、とにかく突き進んじゃおうという真っ直ぐな気持ちが月刊『杉』にまでしちゃったんですね。これこそ「スギパワー」なのでしょうね。やわらかくって、あったかくって、やさしくて、スギってそんな感じですけど、ビシッと何か一本筋が通ってるというか、何十年もただ真っ直ぐに伸びてきたそんな姿が、ど のようなものに姿を変えても感じられるのがやっぱりスギなのかもしれません。
月刊『杉』WEB版もビシッと決めていきましょう。[木の家づくりを応援する木住研/宮越喜彦]
 
●私の父のルーツは、奈良県吉野郡天川村、杉がたくさんある秘境です。一方、私は東京の電機メーカーの研究所の、金属とコンクリートとプラスティックで できた研究室に勤務しておりましたが、20cm角のムク材が三本、長さ5m、重さ300kgのテーブル「杉車(sugisha)」を作って頂いてから、様相が一変しました。香り、手触り、膝の入らないデザイン、それに何よりも圧倒的な存在感。研究室を訪れるお客様を一撃し、その後の商談を一方的にこちら のペースで進めさせてくれます。いつも誰かが使っていて、自然と人が集まってくる。もっともっといろんな杉とのつきあい方があるのだと思います。月間『杉』WEB版の創刊おめでとうございます。いろいろな杉との関わりを拝見できるのを楽しみにしております。
[スギダラ会員・日立ヒューマンインタラクションラボ/堀井洋一]
 
●ここ数年、ようやく土木系でもデザインを志す学生が増えてきました。しかし、最近は紙やスタイロで作る彼らの模型に、素材感が乏しいのが気にかかるようになってきました。鉄、コンクリート……、素材はいろいろありますが、木は植物として環境を作り、素材としても優れ、その利用を通じて新しい人間関係さえ生み出す素晴らしいものだと思います。月刊『杉』WEB版の創刊で、若者たち(自分も含む。35歳だけど)が杉に触れ、親しむ機会が増えることを期待しています。[スギダラ会員・東京大学景観研究室講師/福井恒明]
 
●日向のまちなかで、地場の杉でできた「移動式夢空間」のまわりに人が集っている。
語りたい夢がある。そして、語らねばならない夢もある。
両者のモチーフはなかなか重なりにくいものだが、ぼくにとって「杉」は、それが重ね合わせられる、数少ない素材である、と信じている。
[日向市/和田康之]
 
●月刊『杉』WEB版を企画していただき、ありがとうございます。山で仕事をしている人たちは、普段「木が語りかけてくれる」と言って、モクモクと手入れをされますが、50年100年と気の長くなる将来を考えて仕事をしているのですから、本当はもっと「しゃべり」たくて仕方がないのだと思います。「スギ」の言葉が出ただけで、知らなかった人たちがすぐに仲間になり、まるで葉ずれのように我こそはと「おしゃべり」の世界が広がる……、想像してしまいますね。楽しみです。[サカモト/坂本トモ子]
 

●杉はとても親しみを感じるよね。
特別じゃなくて、さがせば身近にいつもある木なんだよね。
そんな杉が実はすんごいパワーを持っているってことをスギダラが教えてくれた。
ありがとう!
もっと色々な人たちにスギダラの活動を見て知って欲しいと思ってます。
行けーっ! スギダラ!
たくさんの人たちのために。
[イガラシデザインスタジオ/五十嵐久枝]

 

●調子に乗って、とどまるところを知らないスキダラ連が、
WEB上とはいえ、ついに定期発信メディアを立ち上げるという。実にめでたい。
よくやるなァ、そこまでやらんでも、とお思いの方々へ。ご心配なく。
傍で見ている彼等は、まったく肩肘張らず、何のてらいも見栄もなく、
楽しみながらマジメにアクションを起こし続け、ついでに酒を飲み続けている。そこが素晴らしい。
行け、スギダラ! どんどんやってくれ!
あ、他人事みたいに書いていますが、私も会員です。
[小野寺康都市設計事務所/小野寺康・スギデラ]

 

●月刊『杉』web版創刊おめでとうございまスギ! !
後方支援第48部隊のスギです。
前線の皆さんの活躍・展開が早スギですヨー!
こちらは仕込みに追われてるのに…。でも良い刺激になってます。
また楽しいこと仕掛けますからネ! 
全くこのメンバーは有言実行だから凄いです!
[アトリエ74/辻 喜彦]

 

 

 

 

   
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