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姫路の駅前再開発プロジェクトに関わっていて、そこで使用する杉をこだわりたいとずいぶん前から市や県と相談していた。実は姫路市は都会と思われがちだが、2006年合併後森林面積は3万ヘクタール、全体の60%近い。ブランド杉こそ目立たないが、杉の宝庫なのである。 |
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精魂込めて育てた杉。針葉樹も意外と多く気持ちがいい。 | |||
実験的に一本伐採。検証を行う。森林組合のみなさんと。 | |||
周囲を山に囲まれた関の夜明けは遅い。 | 関は案山子があちこちあることで知られている。 | ||
夜の懇親会でおじいちゃん達(森林組合の幹部の皆さん)と話した。とても静かで優しいおじいちゃんだ。彼らは今回の材の提供を歓迎しながらも、大喜びをすることはない。自分たちの次の世代に繋ぐストーリーが何も出来ていないからだ。会長が言った「4人で構成する森林組合幹部が一人でも欠けたら機能しなくなる。それくらい切実なんですよ。何か良い知恵があったら教えて下さい。」と。しかし、「はいわかりました。何とかしましょう!」と言えるほど簡単な問題ではない。そしてこの現実は日本の林業のほんの一握りではなく、実は日本全国共通した深刻な問題なのだ。スギダラをやって日本全国を回り、そういった知識だけはある。自力では無理、森林行政に頭を下げても何も解決出来ない。その現実をどう克服して行くか。企業のCSRもあるかも知れない。しかし一番大事ななことことはその現実を市民がもっと知り、共有することではないだろうか。スギダラの役目はそこが一番大切なのかも知れない。 |
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森林組合の皆さんと懇親会を終えて。案山子も一体入っています。 | |||
帰路、近くだという事もあって兵庫ミロクにお邪魔した。馬路村、宮崎のミロモックル処理の工場は訪ねたが、ここは初めてであった。設立は21年前、無色無毒の加圧注入処理の走りである。馬路ミロクが26年前であったが現在は閉鎖。現在関西、四国、中部の拠点である。素晴らしい環境に加え、隣接した製材工場もあるちょっとした工場団地。製材所は山崎木材といい、そこの専務さんはとてもユニークな方であった。自然環境、人、工場。なかなか面白い。 兵庫県にスギダラ支部をつくりたい…またそんな手間の掛かることを考えている。 |
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兵庫ミロク。 | 山崎木材。 | ||
ミロモックル処理プラント。ここは最大7m。宮崎は12m。 | |||
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