特集 秋田杉恋プロジェクト&第二回スギダラ全国大会

   
参加者(九州陣) 
 
 
  杉に恋して、秋田に出逢う。
  文/写真 河野健一
   
  人生発の東北だった。 明らかに九州とは風景が違っていた。圧倒された。 八郎潟の広大な農地。男鹿半島の先端で、日本海を何年かぶりに見た。 八甲田山の広大なブナの国有林では、雪も何年かぶりに見た。 いぶったタクアン「いぶりがっこ」を買って帰った。
   
  2009年の11月、宮崎県日南市で開催されたスギダラの第1回全国大会。 その会場で、勝手に、秋田支部長すぎっちさんへ飫肥杉の箸を手渡した。 勝手に「第2回全国大会開催地」へのバトンとして。 秋田行きは、その時(2年半前)から決まっていた。
   
 
  第1回全国大会でのバトンタッチ
   
  杉恋イベントの直前に、すぎっちさんは入院した。 2年半前に、勝手に余計なことをしてしまった、と今更ながら後悔した。 でも、秋田で一生懸命に頑張られている姿を見て、少しホッとした。 でも、こりゃあ入院してしまうかもな、とも感じた。 すぎっちさんと、少しの仲間と、あとは学生たちで運営されていた。 行政に頼らないのか、行政が関わらないのか、分からないが。 ボクらのまちで、こんなイベントをやったら、ボクらは関わる。誘われる。頼まれる。 どっちが良いのだろうか。
   
 
 
秋田の杉恋会場   審査の様子
 
 
第2回全国大会の開会乾杯   スギッチから皆へのお礼
   
  ボクにとっては、「杉に恋して、秋田に出逢う。」というよりも。 「秋田でスギダラに出逢って、愛を感じる。」だった。 全体的な話、大きな話は、他のベテラン組が執筆されると思うので。 ボクは、ボクなりの視点から、小さな話を。たくさんあるのだが。
   
  まずは、若杉さん。 あのTシャツを着てくれていた。http://obidara.exblog.jp/13945502 2年前、51歳のサプライズバースギーとして、日南チームから贈った。 広島カープ(日南市がキャンプ地)のユニフォームっぽいやつ。 51歳と、名前の浩一(ゴーイチ)をかけて、背番号にした。 その51番を見たとき、秋田杉恋の「恋」だと感じた。 若杉浩一を略して、杉恋だと思った。
 
     
ユニフォームを着ている若杉さん
 
次に、南雲さん。 自らがデザインされた「おくりばこ」の現物を初めて見た、と言われていた。 そして、中に入って見せた。 そして、「ボクのサイズに合わせて作ってもらったから、ほら、ぴったりだ。」と。 その姿、言葉に、モノやコト、地域や関わった人々への愛を感じた。
 
 
 
    棺桶に入る南雲さん
   
  そして、小野寺さん。 いつも思う。小野寺さんは、かっこいい。(でも、とんちゃんのマスター姿もよく似合う。) 日本工業大の武田先生が講演中に、パワーポイントのパソコン操作で少し困られていた。 小野寺さんは、さっとパソコンの前に座り込み、涼しい顔で操った。 講演が終わるまでずっと、話に合わせて進めたり戻したり。 ボクもこんな風に、愛を叫べる男になりたい。
   
 
  講演する武田先生と、スライドを送る小野寺さん
   
  最後に、崎谷さん。 2009年のスギダラ全国大会(日南にて)、2010年のGマーク受賞祝賀会(東京にて)。 そして秋田大会が3度目の出逢い。 これまでボクから話しかけることが出来たことはなく、秋田でも声をかけていただいた。 月刊杉で崎谷さんの「佐渡の話」を読んで、感想をメールした程度。 秋田でも会話の入口をつくっていただいた。 安く秋田に行こうと飛行機のパックで予約したのに、寝坊して空港までタクシー1万円の話。 ボクもこういう心が使える男になりたい。
   
 
  集合写真での崎谷さん(右から5番目)
   
  他にもたくさんあるのだが。 第3回は吉野に決まった。3年後か? 来年か? 年内か? 楽しみな予定が1つ出来た。 吉野から戻った後も、秋田から戻った今のように、愛に満たされた気持ちになるのだろうか。 もちろん、皆さんからボクへの愛ではなく。 出逢った人々が、誰かさんや、あるコトや、とあるモノや、わがまちや、何かに対して抱いている愛。 そんな愛をたくさん感じた秋田ツアーだった。
   
  河野健一<かわの・けんいち> 日南市役所 飫肥杉課 (飫肥支部 広報宣伝部長) 
   
   
 
  秋田杉恋・・・のみに恋・・・人に恋
  文/写真 甲斐健一
   
  秋田杉恋プロジェクトに全国スギダラケ倶楽部日南飫肥支部として4名参加した。自分にとっては、初めての秋田、初めての東北地方ということもあり、ワクワク、ドキ土器しながらの参加であった。
 
  初めての東北地方
 
  事務局の大変さにもかかわらずいつものように前夜祭においておいしい地酒と料理を堪能させてもらい、翌日、景観デザインコンペ最終選考会。準備中の風景を見ると熊田原親分が汗だくになりながら大工作業をしている。なんでも学生が作業している姿を見ていて体が動いてしまったらしい。
皆で準備    
 
審査委員の方たち大丈夫だろうかとの心配をよそに始まったらやっぱりすごい!きちんと役割をこなしている。自分の方は、周りをみると杉屋台発見!事務局に依頼され?地酒と地元名産物を出店しているのだろう(納得)

これは、売上に貢献しないと事務局に申し訳ない!早速、地ビールと鍋を少々いただきながらプレゼン状況を見ていた。

最終選考会の作品みんな面白い!それぞれのイメージでそれぞれ使用方法等も考えて!特に、『秋田杉の祭りかざり』と『秋田杉犬』が自分にとってインパクトがあった。

多分自分の秋田のイメージがきりたんぽと秋田犬だったからだろう。優秀賞作品、市民賞をダブル受賞された大野篤子さんおめでとうございます。
 
  秋田杉犬と作者の大野さん
   
  さて、全国スギダラケ倶楽部全国大会第2部。今回も多くの方との出会いがあった。いろいろな方と話すのは面白い。この出会いが一つの楽しみで今回参加させてもらった。バスの中からしゃべってました。
 
  移動中のバスの風景
  地元の酒を持ち寄るということであったが、せっかく4本も持ってきたのにホテルに忘れちまった。ゴメンナサイ!
   
 
 
モテ杉とハゲ杉
 
せっかくなので、このあと男鹿半島に行ってきました。なまはげ館に若○○の健ちゃんがいました。一番怖いよ〜!!もう泣きません!許してください!!! なまはげの由来と伝統を学習し満足毛に館を後にしました。
 
 
 
 
なまはげと健ちゃん    
 
 
次は、八甲山に。松山揺らすな―!!   残雪の中から○○が
 
次は吉野だ!   よし!のむぞー!!!!
   
  ●甲斐健一(かい•けんいち)日南市役所 飫肥杉課 (飫肥支部)
   
   
 
  秋田に飽きず
  文/津高守
   
  秋田杉恋プロジェクト及び第2回スギダラ全国大会の開催、お疲れ様でした。1月に引き続き今回も秋田出張を敢行致しました。しかも、岩手デスティネーションキャンペーンの参加という名目を活かし、私も含めて6名もの参加(鉄道総研出向中の西原君まで入れると7名)で大挙して秋田に行くことができました。前回は食べれなかったきりたんぽも、会場で食することができ大満足です。
   
  そもそも南雲親分と二夜も一緒にいたら肝臓が持つか不安で、出発前日はアルコールを控えて東北に向かいました。案の定、行きの新幹線から宴会モード炸裂で南雲親分と若杉さんは周囲の客様のことも気にせず議論してるし、秋田に着いたときには全員出来上がっていたというか飲み疲れていたような記憶があります。
   
  杉恋の当日、少し早めに会場に着き、菅原さんにお手伝いできることはないかと話をしたところ、「スギッチの着ぐるみを着て会場を歩く仕事をJR九州の方でどなたかしていただけませんか」とのこと。「います!!!そのために連れて来たといって過言ではない、適役が一人います。」と即座に返事をしました。こうして真野のtallなスギッチは誕生したのです。彼は寄ってくる子供には目もくれず子供のお母さんばかり見て興奮していたに違いありません。こんなに人が寄って来てくれたのも彼の人生の中で最初で最後のことでしょう。私も、彼の晴れ姿を見て涙をぬぐいきれませんでした。(笑)
   
  その後もスギダラ全国大会のプレゼンで、荒川と真野が酔っ払って何を喋っているのかわからないわ、ユフォーレの廊下では西原が寝てるわと頭痛がおきそうな惨状で、これら以外のことは今となっては思い出せないというのが本当のところです。まあ、全員生還できたので良しとしたいと思います。 全然感想文になっていませんが、ご容赦を!
   
  私事ですが、6月から大分で仕事をすることになりました。引き続きスギダラ活動を中心に職務に励む所存ですのでどうぞよろしくお願いします。
   
 
  杉恋前夜、意気込みが伝わる。左、荒川さん 後、千代田さん 前、津高さん
 
 
スギダラ法被にご満悦なふたり   学生を相手にプレゼンをする親分
   
   
  ●津高守(つたか•まもる) JR九州
   
   
 
  秋田杉恋 〜レベル高スギ「秋田景観デザインコンペ」〜
  文/ 峰雅彦
   
  いろいろ「アルヴェ」という、いかにもスギダラらしいネーミングのイベント会場で開催された杉恋プロジェクト。お馴染み「WC」コンビの司会で始まったデザインコンペ審査。最終選考作品の完成度の高さに「レベル高スギ〜!」と感激。会場の皆さんも、作品のプレゼンが始まった瞬間から、いきなりハイテンション状態。通りすがりの老若男女も何事かと・・・で、作品を観て感動の様子。審査の結果最優秀賞【杉犬】、優秀賞【祭りかざり】と私の予想通りで、鼻の差連勝単式「とったど〜!」
   
  夜の全国大会は美味しいお酒をお供に、各支部の活動報告。さすがスギダラの皆さんだけあって、「ハンパね〜盛り上がり」!因みに、夕食会場に一人だけ浴衣姿のおっさんがいましたが、それは「温泉のご飯は浴衣が正装」だと信じて疑わない私でした。
   
 
  翌27日、新緑は目に沁み、空は青く晴れ渡った北国の日曜日。今日こそが、個人的には今回の秋田巡業のスーパーメインイベント!!その昔、会社経費で行かせて貰った海外研修という名のドイツ旅行で同行した「佐藤薫」ちゃんとの十数年ぶりの儚い逢瀬。え?「サトウカオリ?」いえいえこちらは「カオル」ちゃん。角館の武家屋敷の素敵な街並みなんぞを散策し、幸せな気分で全国大会の余韻に浸りながら秋田空港を後にしたのでありました。(PS 秋田空港からANAに乗りました。随分揺れましたが、パイロットの東北弁のアナウンスに救われました。)
正装の浴衣姿の峰さん    
   
   
  ●峰雅彦(みね•まさひこ) JR九州
   
   
 
  秋田「杉恋」に参加して…
  文/ 重松史生
   
  この度、晴れてスギダラ倶楽部に入会した新参者です。 今回、秋田「杉恋」に参加させて頂きまして、上司のスギマモをはじめ皆さんの「杉」に対する熱い思いとパワフルさに只々圧倒されるばかりの2日間でしたが、コンぺの作品や皆さんとのお話しを通じて、木のぬくもりや人のやさしさみたいなものを肌で感じ、心が癒されたような気がします
   
  街が「杉」で溢れ、木や人のあたたかみを感じるような街づくりができたらいいなと漠然ながらそう感じました。 次回皆さんにお会いするまでに、「杉」についてもっと語れるように、そしてギャグのセンスを少しでも磨いておくように精進したいと思います。今後ともどうぞ宜しくお願い致します!
   
 
  ユフォーレにて、左 大滝さん 右 重松さん
   
  ●重松史生(しげまつ•ふみお) JR九州
   
 
  秋田に恋して
  文/ 荒川 健太郎
   
  日南飫肥杉大作戦で、すぎっち師匠に杉玉の造り方を伝授していただきはや三年。 愛すべき師匠のもとを訪れることができずにいましたが、やっとその恋が叶うときがやってきました。
   
  初めて訪れた秋田の地。 そこには美しい杉とたくさんの秋田美人がいて、うまい酒と肴があり、それを目当てに全国からスギダラメンバーが群がっていました。 とにかく最高でした。 今回の杉恋を通して多くの方と知り合うことができたし、そして繋がっていることを感じることができました。
   
  すぎっち師匠そして準備に関わったみなさま、本当にお疲れ様でした。 そして、ありがとうございました! 次回は関西支部(何故つばめがバトンに・・・)。楽しみにしてます。 余談ですが、走りスギの私は初めて訪れる場所でははかなりの確率で美ジョガーを追走するのですが、秋田は熊が出没することがあると聞き、小心者の私は美酒に溺れました・・・
   
 
  初めて降り立った秋田駅にて
   
  ●荒川健太郎(あらかわ•けんたろう) JR九州 Mr.走りスギ
   
 
  秋田美人に恋して
  文/ 眞野 亮
   
  スギダラに関する若干の予備知識と、日頃から鍛えた強い肝臓を携えて、遠く九州から乗り込んだ東北の地『秋田』。 つい先日会員になったばかりの私には、杉の魅力とスギダラメンバーの個性に圧倒されっぱなしでした。
   
  幸運にも秋田県のマスコット『スギッチ』の着ぐるみを着る機会まで頂きまして、秋田美人(今は子供なので将来ですけど・・)にもモテモテでした。 残念なのは、正にスギダラケで、せっかくの初『秋田』だったのに、観光の「か」の字も出来なかったこと。 ぜひ今度はプライベートで秋田へ行きます。 それまで秋田美人、待っててね〜♪
   
 
 
すぎっちとスギッチ   若い女の子にもモテモテ
 
モテモテモテ   さらに若い女の子にも…
     
 
  初公開、悩ましげなスギッチ眞野さん
   
  ●眞野 亮(しんの•りょう) JR九州(真のスギッチ)
   
   
   
   
 
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