2010年度 「杉大賞」審査委員講評 おまけ

月間杉編集部

 
 
                       

第一回スギ大賞 選考結果発表(おまけ)

 先日、筆者が宮崎出張を明日に控えたその前日、一足先に宮崎入りしたスギダラ代表こと黒き魔王・南雲勝志(雲杉)氏よりメールが入りました。
  「宮崎に着きました。検査場なかなか良いです。」
  ああ、宮崎空港の手荷物検査場&搭乗ロビーね。
  内田洋行・若杉さんと四苦八苦して取り組んでいたのは聞いていた。途中、図面も見たことがある。そういえば完成したはずだな。
  「そこで今年度の『スギ大賞』(の候補)にしようと思います。小野寺さんには審査員長になって頂き、審査員長講評をお願いします。今月号の月間スギに発表します。明日は良くみて来て下さい。」
  スギ大賞?
  いやー、知らなかったなあ、月刊杉は読んでるんだけどなー、杉ダラケ倶楽部のHPでやってたのかな?
  カチャカチャ(キーボードで杉ダラケ倶楽部HPをチェックする)
  ないなー
  グーグルで探してみるか。
  カチャカチャ(グーグルで「スギ大賞」を検索する)
  「スギ様、プロレス大賞MVPおめでとう! アレックの 『プロレス雑感記』」
  なんのこっちゃ。
  あれ? 最下段に「スギ大賞 (Cedar Award)」ってあるじゃないか! おー、国際賞? まさかね。
  カチャカチャ。
  「レッドシダー建築デザイン賞」とか「レッドシダーブック賞」などあるけど、どうも違うみたい。

 後で話を聞きました。
  分からなかったのは当然です。このスギ大賞は、宮崎空港に降り立った雲杉代表が突然思いついたらしい。当然今年が第一回。委員長といっても審査員は私一人。しかも選考対象として、今年は「宮崎空港保安検査場」の一物件しかないということでした。
  なんかいい加減な感じもしますが、そこはさすがにスギダラ。出鱈目から生まれたようでこのスギ大賞、継続してやるとのこと。今年は一物件しかないが、それはそれとして厳正な審査をし、きちんとした審査講評を今月の月刊杉に発表したい、と。しかし、最初の連絡をいただいてから、この原稿を書くまでまだ一週間も経ってないというのが辛いところであります(涙)。
  ともかく審査委員長として厳粛に審査をさせていただきました。
  どうぞよろしく。

   
   
  ●<おのでら・やすし> 都市設計家,小野寺康都市設計事務所・代表
   
 
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