特集"スギダラ秋の陣"vol2 「杉コレクション2008に向けて」

杉コレあれこれ、難題と苦労と想像以上の喜びと・・・
ナビゲーター / 海野洋光
 
 
 
登場人物 / 本田祥二 / 外山 賢 / 吉武春美+工藤登紀子 
   
海野:  

杉コレクション実行委員長の海野です。
スギダラでは、海杉の方が、分かりやすいかもしれません。
南雲さんから「杉コレクションの特集を組むよ」と言われて、すぐに思いついたのが、宮崎県庁の外山さん、ミヤダラの春杉さん、楠ダラさん、そして、ぶーふうの本田さんです。(思いついた順)
「えっ」基準ですか?
簡単に言うと「文書を書いてくれ!」と頼んで「いいえ」と言わない方たちです。
頼み方も「杉コレなら、なんでも、いいですよ」「何ページでも・・・」
お忙しい中、杉コレクションのために書いていただいた貴重な時間を無駄にしないためにも、編集には力が入ります。

はじめに、ぶーふうの本田さんから簡単に紹介します。
第一回の杉コレからのお付き合いです。元宮崎木青会のメンバーで企画やイベントのお仕事をなさっています。杉コレの裏舞台の実行委員長です。細やかな配慮と柔らかい物腰で杉コレ事務局として応募者や受賞者の間をうまく取り持っていただいています。杉コレクションの継続は、この方を抜きには語れないのです。
それでは、本田さんどうぞ!!

   
  宮崎県木材青壮年会連合会のメンバーと「杉コレクション」
 
語り/本田祥二
   

本田:  

 

杉素材生産日本一を誇る宮崎県の木青会のメンバーは、まさに杉にとって「親」のような存在。欠点をカバーして何とか一人前にひとり立ちできるように骨身を削って努力をしてくれます。その「親心」が産み出したのが「杉コレクション」なのだと思います。

杉コレクションの面白さは、その晴れ舞台に至る険しい道のりにあると思います。毎回、新しいテーマに従って応募される作品は、プロもいれば、学生もいる。しかしながら「杉」について熟知している人は少なく、知らないからこれだけの発想が出るのだろうと驚かされる。それゆえ、アイデアを具現化する実行委員メンバーの苦労は想像以上のものがあります。

その無茶なアイデアをいかに現実のものに仕上げるのか? 木青会メンバーのような杉のプロなら杉にそんな無理はさせません。

できの悪い子供が失敗しないように、例えば、重すぎる荷物は持たせないとか、繊細で複雑な加工はさせないなど、できるだけ簡単で失敗のない役を与えます。でも杉コレクションの作品はどれも一筋縄ではいかないようなものばかり。作品が決まった時点でメンバーのほとんどは頭をかかえます。いっそ杉ではなく別の樹種ではだめなのか? もっと単純に設計を変更できないか? など、現実と理想の狭間を行ったり来たり、何度も煩悶をくり返し、後戻りの出来ない現実に絶望感を味わう。でも、最後にハラをくくると、別人になったかのように、猛烈にゴールに向かって突き進んでゆきます。この瞬間が一番エキサイトする場面でしょうね。そして動き出すとだれも弱音を吐きません。

杉はいつまでたっても杉です。可能性を広げるのは、それを扱う木青会のメンバーたち自身です。いったん、これを経験したメンバーは確実にパワーアップするように思います。

そんなこんなで「杉コレクション」は宮崎の杉人を強くしなやかに育ててくれるのでしょう。

10年後の「杉コレクション」はどうなっているのでしょうか? ひょっとすると、「杉コレクションin New York」 で、セントラルパークなんかで恥ずかしそうに宮崎の杉の作品が並んでいたりすると面白いんだけどなあ。

   
 
   
海野:  

本田さん、ありがとうございました。
杉コレの裏を知っている人だからこそ、杉コレの大変さも理解していただいています。杉コレにとっても、宮崎県にとっても、大切な人材です。本田さんが言うようにセントラルパークに杉コレの作品が並んでいると面白いでしょうね。
並ぶと思いますよ。その前にイタリアあたりで「杉コレクションINミラノ」を開催しましょうよ。ニューヨークは、ミラノの次にしましょうか。このような手法を用いたデザインコンテストは、世界中、捜してもどこにもありません。海杉は、この「杉コレクション」で世界に通用するものづくりのコンテストをシステム化できれば、と考えています。映画「スターウォーズ」のような、イメージです。完結には何年も掛かり、一話ごとの物語が完結されていて、時系列ではない物語りの面白さと同じくらいインパクトのあるコレクションにしていきたいですね。

   
  次は、宮崎県庁の外山さんです。
外山さんは、行政として杉コレの本質を見抜いてくれている方です。杉コレは、単なるイベントとしてみれば、作品を集めて終わりです。でも、本物の行政が求めるものは、そんな単純なものではないはずです。
残念ですが、今の行政は、事業の目的が、事業のスムーズな進行と終了になっているのです。何事もなければ、「成功」ということです。
海杉の考える杉コレの実質的な成功は、作品を応募していただく参加者、それを作る私たちや杉コレを支え、関わっていただいた人たち、そして、その作品に触れていただく市民が、感性を豊かにして初めて成り立つのです。では、何を持って成功と感性が豊かになったと計るのでしょうか? そんなモノサシは、どこにもありません。いえいえ、すばらしいモノサシは、あるんです。
それでは、外山さん、語ってください!
   
  いち県庁職員が夢見る杉コレの未来つづき
 
語り/外山 賢
   
外山: 

皆様、宮崎県庁の外山賢(とやまけん)です。前回、都城での杉コレに関連した事柄を書かせていただいて、もういいだろうと思っていましたら、海野さんから電話があり、またまた原稿依頼がありました。(参考:外山さんの前回の原稿) 杉コレのこれからを夢想して書いてということでしたので、私が勝手に解釈して、今後、こんな風になったら良いな〜という妄想を書かせていただきます。実際実行され御苦労されている関係者の方にははなはだ迷惑に感じる部分もあるかと思いますが、聞き流してくださいね〜。

さて、杉コレの素晴らしいところは、杉を育てた人、杉を伐り出す人、杉丸太を製材する人、その材料を使って、デザインする人、デザインを製品にする人、できた作品を空間の中で味わってみる人などなど、杉という素材が存在するところから製品として人に使われるところまでの全ての人たちが関わることのできるところだと思います。結果、大変心地よい風が吹き、とても心に残る取り組みとなっています。舞台裏では、今までやったことのないことだらけで、皆さん大変苦労されているところですが・・・。

これまで、杉コレのような取り組みがなされたことはなかったと思います。どうしてでしょうか? それは、日本の産業の仕組みに関係すると思います。木質構造の技術が最初に発展したのはヨーロッパで、そのとき資源として利用されたのはオーク(高比重材)です。そのオークを使う技術が世界のスタンダードでした。時代が変わって次に出てくるのがアメリカです。アメリカにはオークがなかったので、アメリカ人はベイマツ(中比重材)を何とか使いこなす技術を開発して利用しました。その結果、ベイマツの技術は、今でも世界のスタンダードになっています。ベイマツの技術を輸入した日本は、スギ(低比重材)は利用できずに、世界中から木材(中比重材)を輸入し、ベイマツの技術を利用して来ました。しかし、最近の国際情勢や地球環境問題のことを考えると、身近な素材である杉を使いこなすべき時期にきています。杉を使いこなすために、もっともっと知恵を出す必要があります。杉のことをもっと沢山の人に知ってもらい、触ってもらい、実際に使ってもらう必要があります。そういう思いを込めて杉コレも、単なるイベントではなく、本気になって、身近にある資源を使い倒し、世界のスタンダードを作ってしまうぐらいの杉コレになって欲しいと思っています。

少し脱線しますが、私たち林業技師を含めて、林業関係者は今まで、杉を育てることを一生懸命やってきました。杉はもともと桶や樽、下駄などの生活用品や家具などはもちろん、当然、建築用材としても使いこなされていましたので、育てれば売れるものと信じていました・・・。ところが、杉が育ってやっと使える時期がきたら、「杉はあんまり使い道がないから高くは売れないよ」ということになり、売れたとしても採算が合わないので間伐などの森林の手入れができなかったり、主伐した後の再造林もできなかったりと、循環できるはずの資源が循環できなくなってしまっています。

だからこそ、使い道、使い方が重要になってきます。それも、杉ありきの使い方が・・・。杉の使い方はまだまだ、始まったばかりです。もっともっと知恵を出し、もっともっと本気になることが大事です。私に何ができるかわかりませんが、林業に携わるものの一人として、がんばらねばと思っています。

ところで、現在の私の仕事は鹿や猪、猿などの野生鳥獣関係なのですが、最近、現場を回って見てみると、鹿の食害が非常に深刻になっています。鹿ネットで囲まれた造林地でも鹿がネットを噛み切って侵入し、杉を食べてしまっています。また、天然林内でも、下草を食べ尽くしてしまい、林床内が裸地化して浸食を起こしており、森林被害は非常に深刻化してきているのです。さらに、森林被害だけではなく、植えたばかりの稲を鹿が食べてしまったり、畑を荒らしたりと、里での被害も多く、循環資源である杉などを資源として維持していくための仕組みのベースとなってきた山での生活がこのままでは困難になるのではと心配されます。この件については、私の現在の本業なので、真面目に取り組んでいきたいと思います。

   
 
  鹿に破られたネット
 
  鹿に食べられた杉
 
  鹿の角で幹の周りを剥されてしまった杉
 
  鹿が草類を食べてしまってガリが発生している
 
  鹿の足跡、稲も上の方がかじられている
   
 
   
海野:  

外山さん、ありがとうございました。
外山さんが書かれた、この文章の中で「感性を計るモノサシ」を見つけていただけましたか?
海杉が、思う感性を計るモノサシは、「関わり」です。与えられた仕事は、「杉」から離れてしまっても、仕事の中に「杉」を見つけ、「杉」から物事を考え、「杉」で発想をしていく。イベントでは、大きな感動やインパクトを求めることも大切ですが、一人ひとりの心の中に「小さな杉の苗を植えること」が杉コレのテーマなのです。
鳥獣保護担当として、愛する杉の苗を守るために棒を持って必至になって鹿を追い回している外山さんを想像しながら、温かい励ましの言葉をお願いします。

   
 

さて、最後は、ミヤダラ三姉妹のお二人に登場していただきます。
このお二人は、持ち前の好奇心と積極的な行動力で「一般見学者」の立場から杉を知っていただき、「イベントスタッフ」そして、なんと「応募者」へと海杉の想像を超えた動きをしていただきました。

  審査委員長の内藤氏に、第一回の杉コレで「応募してくれた方の勇気に敬意を表したい」という話をいただきました。海杉は、この言葉が頭から離れたことはありません。そうなんです。どんなにカッコのいい言葉を並べても作品が集まらなければ、何の意味もないイベントなんです。しかも、コンテスト形式のイベント運営の難しさは、その集まる作品の質に関わってきます。同じレベルの作品が毎年集まってもダメなのです。毎年毎年、作品の質が上がっていくことが、必須条件となるのです。杉コレは、それが出来るシステムだと思っています。
そのことを頭に入れて、お二人のお話を聞いてください。
   
  ミヤダラ(宮崎支部)2人の杉コレへの思い
 
語り/吉武春美+工藤登紀子
   
  ● 出会いは杉コレ
楠ダラ(工藤): 

私にとって、杉コレはスギダラとの出会いだったと感じています。
実は、第2回の宮崎にしか参加したことがないのですが、それまで仕事で何度かお会いしていた南雲さんや杉鼓さんを始め、ハルスギさん、色濃スギさん、北部九州の溝スギさんに池スギさんなどなど、その後深くおつきあいすることになる皆様と、一夜にして深く知り合ったのが、杉コレでした。あ、もちろんWCさんたちと初めてお会いして、強烈な司会業を目の当たりにしたのも印象深いです。まさかこの方々がデザイナーだなんて・・・(驚)。
杉コレ当日は、杉のことも、皆さんのコトもよく知らず、ただ楽しそうという思いで会場に行きました。とてもきれいに管理された芝の絨毯の上に並べられた作品が、今でも脳裏に焼き付いています。杉を“キレイ”だと感じたのは、それが初めてと言っても良いと思います。また、なんでもできるその柔軟さにもびっくりした・・・こともあり、確実に、私の中で“杉”の存在が変わったように感じます。
( 杉コレ第2回の様子 http://sugidarake.exblog.jp/3797563/ )

   
ハルスギ(吉武): 

杉コレは、私も第2回の宮崎が初めての参加でしたが、スギダラメンバーが多く関っているBIGイベントになりますね。それにしても、楠ダラさんは運が良かったといえるのか、「杉コレ」が衝撃的な?スギダラとの出会いの場だったといえるのね!(笑)九州弁で軽快にMCをするWC(若杉さん&千代田さん)コンビの司会は、ここがデビューだった!
2回目の杉コレクション「一坪の杉空間」は、様々なアイデアと独創性のあるデザイン空間が、どこまでも広がる青空と緑の絨毯のような芝生の上に映えて、宮崎会場が活かされていましたね。そして、杉鼓さんが言っていた「太っ腹」な宮崎県木材青壮年会連合会を最初に印象づけた「杉コレ」でもありました!

   
楠ダラ: 

あ、私も強烈に杉鼓さんの「太っ腹」なコメント覚えています。杉のほんのり赤い肌がとてもキレイで・・・と一歩ずつ前に進み出ながらコメントする姿も強烈に焼き付いてます。となりでスゲェおもしろい人だぁ!!と思って見てました。それまでは、仕事でしかおつきあいしてなかったので。
杉コレの飲み会の場にまでパネルを持ってこられて、真剣に議論していた宮崎木青会の皆様。正直少し怪しさを感じていましたが(苦笑)、会場でコレだったのか!!とものすごい驚きでした。

   
  ● 杉コレとミヤダラ(ゲリラ参戦 )
楠ダラ: 

第3回の都城は、ミヤダラとして“パタパタパタ・ゲリラ”に挑戦しましたが、1次審査であえなく撃沈でした。ノリノリでただただほしいものを造ったというだけですが、あの作業がよりミヤダラ姉妹の団結力を育んだように感じます。
都城のスギコレ当日は、野暮用のため参加できませんでしたが、ハルスギさんたちにはミヤダラカフェの営業をしていただきました。当日は大盛り上がりで、カフェ開業史上一番の売り上げだったんですよね。

   
ハルスギ: 

そう、なんと第3回目は遂にミヤダラとして杉コレに参戦するとはね! でも、このテーマにそった作品コンセプトを考えるディスカッションや創作過程、プレゼンアピールを考える作業とか限られた時間のなかで集中して、とっても創造的な産みの苦しみの後の幸せな時間でしたね。第1次審査までのドキドキ感と、作ってもらえるかもしれないというワクワク感は、そう味わえない貴重な経験でしたから(^。^)。( 夢の「パタパタパタ・ゲリラ」! http://miyadara.exblog.jp/6400421/ )ぜひぜひ多くの方々にこのような経験を味わっていただきたいものです。
そして、第3回「杉コレ」は入選しなかったので「かふぇ みやだら」出店に専念できました(負け惜しみではありません(^^ゞ)。カフェマスター楠ダラさんがお休みという状況の中(汗)、今までで一番来場者が多い杉コレイベントで、予想を上回る「かふぇ みやだら」大繁盛でした!!これも「やまんかん祭り」として様々なイベントを組み合わせた企画力と予算力のおかげですね。( 杉コレクション2007◇やまんかん祭り http://miyadara.exblog.jp/6707137/ )
ところで楠ダラさん、第3回「杉コレ」のテーマ「こりゃスギェ〜」に応募した「パタパタパタ・ゲリラ」でしたが、第4回のテーマ「思わず欲しくなる杉の大道具たち」は、「パタパタパタ・ゲリラ」のテーマそのものではないですか!! 便利で役に立つ杉の大道具たちがテーマとは、こりゃ〜また新たに参戦しなきゃってことですね。

   
 

● 杉コレとこれから

楠ダラ: 

宮崎人として、単純に杉コレを考えたとき、こんなにすてきな審査員がそろうコンペが何故宮崎であるのか? きっと疑問だと思います。
まぁ、でもその裏側のことよりも、とにかくおもしろそうなこの企画に応募し、当日参加してみて、生のデザインに触れることは、とっても刺激になります。こんな機会、宮崎にいるとなかなかないですからね。滅多にない刺激だからこそ、多くの人に味わってほしい、たくさんの人に参加してほしいと思います。なので、いろんな人に「杉コレっておもしろいコンペがありまして・・・」とPRして回ってます。

   
ハルスギ: 

ものづくりのデザイナーでもない素人の感想ですが、「杉コレ」ってすごいと思います。開催を重ねるごとにスケールも内容も新たな驚きと発見がありますね。
先日、日本木材青壮年団体連合会第53回全国大会に少しだけ参加したんですが、その中のひとつに第11回木材活用コンクールがあり、受賞作品のパネル展示と表彰式だけ見てきました。応募件数が160件でした。
「杉コレ」は、宮崎県木材青壮年会連合会主催で、素材は杉限定、お題があって、第3回「杉コレ」応募数は約200点あったのですから! これも豪華な審査委員長、審査委員の方々、テーマやWCデザイナーの司会、企画内容等に遊び心など柔軟性があるからかしらって思います。それに主催者と関係者の「杉コレ」にかける情熱と「太っ腹さ」ですね。
そう、地方の宮崎に全国から応募が集まる、それも宮崎の職人さんたちが実物を作成する醍醐味と、実物大を見られた設計者の感動はまさにドラマです。
ミヤダラ姉妹でも応募参戦したのですから、これに勇気を得て(笑)多くの方応募してほしいです。刺激と感動の杉コレ会場にも、ぜひ足を運んでほしいものです。
これからということでは、杉コレは宮崎が発信地ですが、スギダラが日本全国にあるように、いつかは「杉コレ」も日本全国を舞台に広がっていくとおもしろいですね。

   
 
   
海野:  

お二人の楽しい話を聞いて、杉コレをやればやるほど、その作品の質が向上する仕組みが、お分かりいただけましたか?
杉コレには、いくつかの仕掛けが用意されています。そのひとつが、「出会い」です。知らなかった人、知っていても話したことのない人と出会える場所が杉コレの大きな特徴です。作品の審査という場所で審査員と応募者のコミュニケーションが生まれるコンペです。
お二人には、「かふぇ みやだら」として参加していただきましたが、「楽しかった」という言葉は、十分活力になると思います。「楽しさ」は杉コレのエネルギーです。自分たちが、得られた楽しさを、誰かに伝えたいと言う衝動に駆られたら、杉コレの面白さは、倍増します。木材不況、山の荒廃、後継者不足など問題を並べれば、数限りなく出てくるこの業界で「楽しさ」全面に出して一般の人たちとコミュニケーションを育てる場が杉コレなのです。
参加して頂いたお二人の心に杉の苗が着実に育っているのでしょう。

お分かりいただけたでしょうか?

   
 

登場していただいた4人の方には、「杉コレは、宮崎を飛び出す!」と書いていただきました。「そうなったらいいなあ」と言う域ではありますが、参加した人全ての人が、未来への杉コレを創造していただければ、嬉しい話です。杉コレに関わっていただいた人が杉コレを愛してくれているのだと感じます。

作品の質は、参加者に想いを伝えるようとする運営側のモチベーションで決まります。杉コレに関わる人たちが、それぞれの想いを抱いて、杉コレのビジョンをしっかり、見据えることが作品の質を向上させる鍵だと思っています。そして、杉コレを愛してくれる人を少しずつ増やしていきます。

みんなの想いが膨らんで、とてつもない大きな夢に向かって小さな杉の苗を植え続ける『杉コレクション08 IN 日向』が今年も動き出します。

   
   
 
●<ほんだ・しょうじ> 
企画広告デザイン会社 boo foo woo代表 http://yeg.miyazaki-cci.jp/2007/10/boo-foo-woo.html
   
  ●<とやま・けん> 宮崎県庁職員・林業技師
   
 

●<よしたけ・はるみ>
グリーンコープ 組合員事務局。
日本全国スギダラケ倶楽部 宮崎支部広報宣伝部長、ミヤダラ三姉妹の長女
HN:春杉
宮崎支部ブログ「南のスギダラ」→http://miyadara.exblog.jp/

   
  ●<くどう・ときこ> 
葛{崎産業開発 所属
日本全国スギダラケ倶楽部 宮崎支部、ミヤダラ三姉妹の次女
HN:楠ダラ
   
  ●<うみの・ひろみつ>日向木の芽会
HN :日向木の魔界 海杉
「杉コレクション2008」 実行委員長 http://www.miyazakikensanzai.com/mokuseikai/sugi_collection/
   
   
 
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