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ある日、JR九州の津高さんから連絡が来た。 家庭では、お互い直接話しをしなくても家族同士の会話などから誰がどんな予定なのか体調はどうだ、精神状態までくみ取れることが多いと思います。 しかしながら、社員も増え、ひとつの大部屋で執務することもできなくなりました。工事の現場代理人業務も、大型工事が増えより煩雑になり現場に常駐することが増えて昼間に社内を不在にすることが増えました。 働き方改革の一環で、業務の始業時間が遅くなり8時からに変更。現場で作業をする技能職の社員達は、8時までに各作業所へ行く必要があり毎日早出をするので8時からの社内朝礼に出席できなくなりました。(それまでは7:20から安全朝礼を行い、現場作業員を送り出していました。それで健康状態などを直接確認できていた)結果として毎朝の部署毎の点呼も対面ではないので形骸化を心配しています。現場技能者も帰社すると打ち合わせも少なく帰宅しているようで他の社員達との会話も少なくなっているようです。 また、コロナ禍で、各種ミーティングも、月1回集まる全体会議も時間短縮で会社の状況や目指すことなどの共有や徹底もできているか、グループウェアなどを導入したものの不安です。 今後のコロナの状況次第では、自宅から直接現場へ出勤したり、在宅で勤務する可能性はありますが、私の方針として基本的には、家族間のような阿吽のコミュニケーションがはかれるオフィスの実現を望みたいです。そのために2Fを大きな執務スペースを予定しています。コミュニケーションを向上させるオフィスの有り様を探りたいと思います。 ちっとも会社の業績や、売り上げや、技術の行方や、戦略など一切なく、「ひたすら社員の毎日を思いやるメッセージに感動した。そして僕がプレゼンの最初のページに書いたこと。 |
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「いつも、作ることが優先され、未来とか、社員の幸せとか置いてけぼりになる。 |
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Graphic:MAIKO MORI | ||||||||||||||||
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こんな、ヘンテコなコンセプトあるか?と自分で思ったが、この会社は、裏も表もない素直な気持ちと社員全体で、このプロジェクトに挑むことが大切なのだ、その愚直さが、今回のプロジェクトには必要だと思ったからだ。 多くの地域、企業、行政どこも一様に、自分達の魅力や可能性に目も向けず、売れるもの、観光、ブランディングばかりに目を向け、あれが無い、これが無いと言う。 |
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●<わかすぎ・こういち> デザイナー |
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