祝!『森tebaco』ウッドデザイン賞 農林水産大臣賞受賞!
 

手に取れる優しい世界を描きたくて

文/ 森 麻衣子

   
 
 
   
 

初めて見た森tebacoはとても優しい印象でまるでプロジェクトに携わってる方達の優しさを
映し出したようなフォルムでした。
デザインをする際、一番に思ったことは、この木の滑らかさや優しい形を損なわないような
デザインを心がけることでした。
そして、森tebacoにそっと寄り添うような絵を描きたいと思いました。

時計の文字盤は数字だけでなく、その周りに何か絵を描きたいと思い、いくつかの案を出しました。
結果、静かな森をモチーフにした文字盤になりました。
手箱(tebaco)の中に静かな森が佇んでいる感じが気に入っています。

   
 

カレンダーは月の季節や行事を描きました。
絵を見て、一瞬でもホッとするような時間が生まれたり、笑みがポロッと溢れるような絵を心がけました。
カレンダーの見えないところに絵のタイトルのような言葉を添えてあるのですが、
デザイン案を提出する際、奥さんにクスッと笑ってもらいたくて、ちょっとしたお遊びで添えたものでした。
手に取った方達が言葉も気に入ってくれていたので、添えることが出来て良かったです。

   
 

森tebacoは手の中にすっぽりおさまる、身近な優しい世界です。
この優しさは手から手へとどんどん世の中に広がっていくのだと思います。

この温かくて優しいプロジェクトに声をかけていただき、心より感謝しております。
ありがとうございました。

   
 
  2月 梅とメジロの相性
   
 
  4月 桜餅
   
 
  6月 あじさい
   
 
  10月 微睡みながらの読書
   
   
   
   
   
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