ATELIER MUJI有楽町『木を見て森を見る!』展 (ワークショップ特集)
  関西_つくる x うまれる

文 / チーム関西

   
 
   
  森は世界中のみんなとつながっている
  森谷哲也
   
 

出会う×はじまる
今回WSでご一緒した鳥居さんとは、彼女が地域おこし協力隊として活動していた時にあるプロジェクトのトークイベントで出会う。共に登壇者として参加していたが、森の現状やそれに関わる人達を「想像を超えるスレスレのライン」で表現する姿に、衝撃と興味を持ったのがきっかけだった。鳥居さんも私がデザインした木製アクセサリー「ビスケットネックレス」に興味を持ってくれたようで、そこから少しずつやり取りがはじまる。

   
 
 
   
 

共にする×ひろがる
ある時、知人の大学准教授とはじめたプロジェクトのWSイベントに参加してくれ、そこで彼女の勤務地である川上村でのWS開催話で盛り上がった。
後日、川上村を訪れ色々議論する中で、森や木も含めた豊かな自然環境を活かしたWSを共に考案し開催。以降、三重や川上村・大阪や東京などで、森や木にまつわる様々なアクションに参加することに。

 
   
 
   
 
 
   
 

コラボする×うごきだす
以前から「いつか2人でコラボしたいね」って話していたら、木を見て森を見る展へのWS出展について相談があった。色んなアイデアを出し合う中で、スギダラ関西のメンバーの方々にもお会いし、私のやっているビスケットネックレスのWSでコラボしようということに。日程が確定しないまま、いろんなことが一気に動き出す。

 
   
  作る×うまれる
ビスケットネックレスは、自分で選んで・自分で編んで完成させる尾鷲ヒノキのアクセサリー。2つのデザインパーツを組み合わせ、編んで完成させることでオンリーワンな木製ネックレスが完成する。今回のWSでは、デザインパーツの一部に鳥居さんが描いたオリジナルイラストを使用、限定パーツとして10種類をリリースすることに。
そして開催日時も決定。会期中に2人共が動ける日がその日しかなく、しかもそれが鳥居さんの誕生日であることが判明する。

 
 
   
  開催する×つむぐ
WS当日は平日の日中開催にも関わらず沢山の方が参加してくれた。互いの知人友人だけでなく、たまたま無印良品に立ち寄ったお客さんが参加してくれたり、WSの参加者同士が会場で出会い仲良くなったり、無印良品スタッフの方が仕事の合間に参加してくれたり。キットを並べて準備が終わった段階ですぐ来客があり、そこから午後の1時間程度を除いてずっとお客さんが来てくださった。
開催日直前でネックレス完成前の仕上げ作業が会場内でできないことが判明したが、パワープレイスの皆さんが手伝ってくださったこともあり、無事終了することができた。

   
 
   
 
   
 
 
   
  これまで×これから
会期が終了する頃、三重県に新たな無印良品ができた。フロア面積が大きく、三重県では初のOpemMUJIもできたという。フラッと立ち寄り担当者の方にアポ無しで色々お話する中で、今年からWSを開催させてもらえることになった。
ワークショップの魅力や価値は以前から感じていたが、今回の開催でそれがさらに強まり、もっともっとその機会を増やしたいと考えている。また同様に、もっともっと伝えていかないと!という使命感みたいなものも強くなった。色んな出会いやストーリーを通じて、私なりの「木を見て森を見る」アクションを続けていきたい。
そう、森は世界中のみんなとつながっているのだから。
   
 
   
   
   
   
 
   
 

●<もりたに・てつや> ボノボ

   
 
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