ATELIER MUJI有楽町『木を見て森を見る!』展 (ワークショップ特集)
  和歌山_こどもたちと杉に描く新しいデザイン

 

   
 
   
  「木を見て森を見る展」とばし絵ワークショップを終えて
  廣本直子
   
  このたびは、はじめてコイヤ協議会さんの活動にご一緒させていただき、本当に楽しく、よい機会をいただきました。私は、和歌山県南部の田辺市で、古民家アトリエもじけハウスを主宰しています。今回は株式会社4CYCLEさんから「木を見て森を見る展」のお話をいただき、コイヤさんのことを詳しく知りました。コイヤのオキテを読ませていただき、どれも共感することばかりで、なにか自分の活動を通じてご一緒することができればと感じました。無印良品の有楽町店は以前から何度も伺っており、木質化された店内と雰囲気にあこがれていたので、その場所でワークショップをというお話に張り切りました。カリキュラムの中から、今回は飛ばし絵を木とのご提案で、田辺のアトリエの子どもたちに協力してもらい、塗料の飛び散り方や木への発色など確認し、本番に臨みました。会場に到着して
みると、コイヤのメンバーのかたがいらして、どのかたもとても魅力的で素敵なかたたちで、久々の都会で、新しい環境のなかでワークショップ講師ができることにワクワクしました。2日間はコイヤのみなさん山長商店さん、無印さん他多くのかたに手伝っていただき、あっという間に楽しい時間が過ぎていきました。初日で感覚を掴むことができたので、2日目は1歳の子どもも同伴させていただき、家族で参加できたことがとてもよい思い出です。無印良品スタッフのみなさんも優しく素敵な方ばかりで、バックヤードを垣間見させていただき、あらためて無印さんのファンになりました。
また今後もコイヤ協議会さんの活動を拝見したり、ご一緒させていただける機会があれば大変光栄です。ありがとうございました。
   
 
   
  ●<ひろもと・なおこ> 一般社団法人MAP アトリエもじけハウス
   
 
   
  「木を見て森を見る展」とばし絵家具組み立てワークショップの日
  杵村史朗
   
  3年生の少年が、木製ベンチにまたがって満足げな様子で宿題をしている。そのベンチはワークショップで少年が自分で組み立てたもの。とばし絵ワークショップで着彩されたベンチは足元が色とりどりの飛沫で華やかになっている。
組み立てワークショップでは、釘やネジを使わないテーブルとベンチを皆で組み立てました。
参加してくれたのは、親子3グループでした。
組み立て部材が切り出される前の板材のときと同じように並べられていて、各部材の形を見てどのように組み立てるのかを話し合うことから始まりました。
「足はどれかな、これはどこかな」切り出された板に空いた穴をみて「ここに入りそう!」などと声が上がっていました。力がいるところはお父さん、支える部分はお母さんが腕まくりをして手伝います。
組み上がってくると段々とテーブルとベンチの形が見えてきます。最後の仕上げはゴムヅチを使って部材を打ち込み完成させました。
このワークショップを通じて組み立てられたベンチで宿題を満足気に開き始めた少年は体験と学びが結びついたのかもしれないと思えた良い機会でした。

この機会をくださったKOIYA協議会の若杉さん、現場で準備協力をくださったアトリエ無地のスタッフの皆さんに感謝しています。そして、部材を提供くださった山長商店と準備からワークショップまでご一緒くださった迫平さん、制作から配送までご対応くださった山田さん、本当にありがとうございました。
   
 

●<きねむら・しろう> 株式会社4CYCLE

   
   
   
   
 
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