ATELIER MUJI有楽町『木を見て森を見る!』展 (ワークショップ特集)
 

北海道_北海道にあったこんな企業!!

 

   
 
   
  杉のキッチンを塗装しよう!
  文 / 宮川多恵
   
  その日は参加者みんなでコイヤ家具がまず一つでき上がった感動の日でした!
組み立て作業のキッチン制作から、仕上げのキッチン塗装へ…塗装の重要性、それは 優しく暖かい杉との暮らしを守るもの、風合いを変えずに汚れやカビ等を防ぐ水性塗料 があることを、参加者にお伝えしながら、大人も子供も一緒になって塗装してもらい ました。広い塗装部を分担しながら黙々と刷毛で塗り上げていく作業はみんな集中して 静かです。腕をのばして体をかがませ、天板の中央で子供と大人の持っている刷毛が 塗りながらあたって楽しい笑い声。道南杉は薄いピンクの赤目と白い木肌が混ざって とても美しく、塗装で木目が浮きだち完成したキッチンを触りながら「きれいだねー」 とうれしそうな声をそこかしこに聞けました。
組み立ては無我夢中、仕上げの塗装で愛おしさを増し、完成したキッチンで作るご飯は 格別!コイヤ家具は木の暮らし方、生き方の夢も見せてくれる家具です。
今後は国産塗料メーカーとして、木の暮らし方、生き方を楽しくするための塗料・塗装での 性能やオリジナリティーをコイヤの理念とともに提案していきたいです。
   
 
   
 
   
 
   
  ●<みやがわ・たえ> 和信化学工業 / 木育マイスター
   
 
   
  北海道の道南スギを使った積み木づくり
  文 / 鈴木正樹
   
 

日本全国スギダラケ倶楽部の皆様、こんにちは。道南支部の鈴木です。わたくし鈴木はスギダラ道南支部長だけでなく、木育マイスター道南支部の会長、更にはハコダ○くんとしても活動をしており、もちろん製材・プレカット業を営む株式会社ハルキの役員としても働いておりますが、最近は色々なことに手を出しまくり、これらの線引きが曖昧になってきており、自分でも何の為に?本業は何屋?なのかよく分からなくなってきております。笑

さて、今回ATELIER MUJIで開催した「道南スギの積み木づくり」ですが、これは函館の無印良品木育広場で行った人気のワークショップです。始まりは、安価な建築材で積み木を作れないか?でした。しかし、建築材の胴縁(18×45o)や垂木(45×45o)・間柱(45×105o)で作った当初の積み木は、大きく、やぼったい出来栄えでした。なので、ひとまわり小さくし、今のサイズとなり、枠も付けました。積み木はあらかじめカットされていて、紙やすりを掛けるだけで簡単なワークショップですが、問題はボンドとクランプを使っての枠の組立です。これがどうにも複雑で説明しながら作れるかな?と悩みつつ、ひと工程ずつ、丁寧に説明していくと、なんと子どもでも組み上げることができました。
   
 
しかし更なる試練が・・・角をピシッと揃えて接着しないと、最後に積み木が入らないというオチが待っています。ここまで来てやり直しは悲しスギます。しかし、これもやり直す人が出ることなく、無事に完成しました。適当に考えた2oのクリアランスがここで功を奏しました。このように、常にぶっつけ本番のワークショップ(人生も?!)ばかりで、冷や汗をかきながらやっておりますので、ATELIER MUJIでも色々方に相当ご迷惑をお掛けしましたが、後になれば笑い話なる!ということで、参加者の笑顔も見れ、楽しくやれました。ありがとうございました。

今後は木育ワークショップだけでなく、色々なことに手を出し、顔を出し、くんずほぐれつ関わっていきたいです。
 
    まだ完成してないけど、遊ばずにいられない・・・
   
 
  クランプの複雑さに目が丸くなる?!
   
 
  函館木育ファン第一号! 他のワークショップにも参加してくれました。
   
  ●<すずき・しょうじ> 株式会社ハルキ / 木育マイスター道南支部 / ハコダ○くん
   
 
   
  杉のしずくアクセサリーづくり
  文 / 鈴木千夏・竹内加奈子
   
  私達は普段、北海道の道南地方で製材工場(ハルキ)で働いています。アクセサリー作りの始まりは自分達が付けるアクセサリーとして「木のアクセサリーって可愛くない?」という事でした。その後、木育イベントでの販売機会を頂いたり、ワークショップ開催の経験をさせてもらい、今では地域のパン屋さんにアクセサリーを置いてもらえるようになりました。そんな私達になんと!東京でのワークショップ!!のお話····思わず美容室予約してしまいました。今回のワークショップではあらかじめ加工した道南スギとトドマツの木端をヤスリで磨き、塗装し、パーツを付けて、ネックレストップを制作するというものでした。ヤスリで削った時の杉の香りを感じてもらい、お客様と色々お話をしながら楽しい時間を過ごすことができました。
   
 
なかなか予約が取れなくてキャンセル待ちでやっと取れた!という方もいて、とても喜んで貰えたのが印象的でした。お客様の中には私達の街(森町)の「ふるさと納税を納めてるのよ」という方や「函館出身であなたの言葉が懐かしいわ」という方がいらっしゃって(標準語で話をしていたのに…)とてもアットホームな雰囲気での2日間となりました。久しぶりに上京する機会を頂き、田舎では味わえない刺激的な経験と出会いを今後の制作活動に役立てたいと思います。お手伝いして頂いた多くの方々、ありがとうございました。

これまで同様、函館の無印さんなど、地元で木育イベント等でワークショップを展開して行きたいと思っています。アクセサリーの形状やバリエーションも増やして行きたいです。
 
     
 
   
 
   
 

●<すずき・ちなつ> 株式会社ハルキ

 

●<たけうち・かなこ> 株式会社ハルキ

   
 
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