隔月連載
  「ナガスギの日」を目指して その3
文/写真 内田 利恵子
   
 
  「ナガスギの日」を目指して その1
  「ナガスギの日」を目指して その2
  「ナガスギの日」を目指して その3
  「ナガスギの日」を目指して その4
  「ナガスギの日」を目指して その5
   
 
   
 

・・・・前回の報告から2ヵ月がたった。その間、ナガスギはいろいろなところに出動した。まず、、、、

  1. ISU-TEN@グランフロント(2014.10.11~17)   2.皆デコール@大阪西区 (2014.10.18) 
   
 
   
         
 

ISU-TENでは、有名なデザイナーさんの作品や沢山の個性的なイスたちに混ざってナガスギ(ベンチバージョン)も出展した。若干浮いている気もしたが、沢山の人に見てもらういい機会になった。

皆デコールは、ナガスギの試作の協力をしてくださった賀來 寿史さんのご用命で出動。会場入り口に設置して、来場者の方にも使ってもらった。

   
   
   3.マルシェ@大阪南港(2014.11.29~30)  4. マッチングフェア@グランフロント(2014.12.01)
   
 
   
         
 

デザインマルシェでは素敵な商品盛りだくさんのブースが80以上も。川上村の地場産商品を販売するブースで展示台として出動。木の上に木の商品を置くと映えない。ってこともあり、名産品の白菜も売ってみたり。ブースの目の前が大手100均ショップ「ダイソー」という環境で、吉野杉箸を販売したり。

マッチングフェアでも川上村の名産品を展示する展示台として吉野杉で作ったナガスギを使用。われらが営業部長、鳥居由佳が大活躍。

 

 

   
 

5、オープン台地@大阪上町台地(2014.12.06)

   
 
   
         
 

地域の魅力を発信する大阪市発のイベント。寒空の下、七輪でシカ肉を焼いて日本酒で一献。吉野でも鹿は林業にとって大問題。猟師さんが捕ったシカ肉を分けて頂きちょいと林業の話などもしながら参加者さんにナガスギ体験を知ってもらった。通りすがりの近所の人が、ナガスギを見て「きれいね〜」って言ってくれたのが妙にうれしい。

2014年はナガスギが生まれ、お披露目デビューをし、いろんな所へ出動し始めた年だった。また、ナガスギを広めるための会社が設立。名称は「杉場_研究所」に決定。今後もナガスギを、この活動を、この思いを、沢山の人にしてもらうため、商品開発物語は続く!今後は各地のイベントや、春には町コンや花見も企画したい。

先日は東京の展示会に出展するための選考会にも参加。プレゼンテーション後の質問タイムでは、生産や販売ルート、コストや配送などの話も出、まだまだ検討しないといけないことは山盛り。商品化の道のりは険しい。また、設立された杉場_研究所に出来ること、やりたいこと、使命!? 有志メンバーで出来た任意の組織だけに、立ち位置や進め方など、時折考え、確認し合い前に進んでいく必要もあると思う。いろいろと課題はあるが、メンバー各自の持ち味を生かして、2015年はナガスギにとって飛躍の年にしたい。

   
 
   
  「ナガスギの日」を目指して その1
  「ナガスギの日」を目指して その2
  「ナガスギの日」を目指して その3
  「ナガスギの日」を目指して その4
  「ナガスギの日」を目指して その5
   
   
   
   
  ●<うちだ・りえこ> 1級建築士。建築設計室Morizo-主宰。LLP吉野やままちライブラリー暫定館長代理。
建築設計室Morizo-HP
 木から森から創造する心地いい空間を目指します。
LLP吉野やままちHP  林業、製材、加工、デザイン、まちづくりのメンバーが、やまとまちを繋げます。
   
 
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