特集 Obisugi Design in New York
  スギダラパワーで切り拓いた世界への道
文•写真/齋藤潤一
   
 
  この度、飫肥杉世界展開プロジェクトチームは、クラウドファンディングFAAVOで、ご支援いただきニューヨークで開催された世界最大級のギフトショー「NY NOW」に出展してきました。 これもFAAVOでご支援いただいた皆様及び関係者の皆様のおかげです。 この場をかりて、あらためて御礼申し上げます。
   
  今回のニューヨークの目的は3つありました。
   
  ファンディング中からもお伝えしていたとおり

• 1つ目は、国産杉の価値を世界にPRする事
• 2つ目は、次世代に道を切り拓く事
• 3つ目は、クラウドファンディングFAAVOの支援者に報告をする事
です。
   
   
  1,国産杉の価値を世界にPRする事
  ニューヨークでは、世界中のバイヤーから高い評価を得る事ができました。 特に、MOMAを始めとする世界最高峰の美術館のバイヤーからの評価や ドイツの製造企業から高い技術力を賞賛されたことは、誇りに思えました。
   
   
  2,次世代に道を切り拓く事
 

今回の私達の活動は、全てボランティアで行われました。 行政の補助金や助成金には、一切頼っていません。
「金ゼロ」からのスタートでした。 みんな別で仕事があったので、基本は、業務後のネットでのやりとりのみです。 それでも強い想いと行動力で、325万円という支援金を集められ、 そして、ニューヨークの展示会に出展できたことは、 若い世代の人たちへのロールモデルの1つになったと思います。

   
   
 

3つ目は、クラウドファンディングFAAVOの支援者に報告をする事

 

帰国後、日南市市長、宮崎市内、東京で報告会を行いました。 またメディア対応も多数行わさせていただきました。

私達が感動したのは、多くの支援者の方に、「ありがとう」といっていただいたことです。
支援をいただいた上に「ありがとう」と言ってもらえる なんとも不思議な気持ちでもあり、また、こちらも感謝の気持ちで胸が暑くなりました。

   
   
  スギダラは、世界最高峰である事が確認できた
 

皆様のご支援ご協力のおかげで、プロジェクトの目的の3つは、達成できたと考えております。 本当にありがとうございます。
そして、スギダラな仲間、鹿沼の木工製品や西粟倉村の「ようび」とコラボ作品を作り、世界に挑戦できたことは、僕にとって、とても素晴らしい経験になりました。
鹿沼の木工製品で遊ぶ世界中の人達 「ようび」の高い技術力に感嘆する人達
その光景を目の当たりにし、誇りに思えました。
また、展示会中には、鹿沼チーム、西粟倉チームから、タイムリーに連絡をもらい本当に助かりました。本当にありがとうございます。

   
   
 

さぁ、次の扉をノックしよう

 

この先どうしていくのか?たくさんの人に質問されるのですが、後先考えずに、先に行動するタイプなので、正直、まだはっきりしていません。

ただ1つ伝えたいことは、僕達の活動を通じて、
日本の人達に、自分達の周りの自然環境への恩恵や、日本の風景を守ってきた人達の事を意識して、もらえれたら嬉しいなって思ってます。
大切な事は、地域の人達の笑顔。 そして、豊かな自然と風景を次世代に伝えていく事です。
世界への挑戦は、そのための1つの手段でもあります。

   
 

継続は、力なり

 

どんな形であれ、飫肥杉の魅力を発信することは続けていきたいと考えております。

いずれにしても、また「金ゼロ」からのスタートですw

だけど、本気で楽しみながら、本気で挑戦していきたいです。

そんな精神を、いつも愛するスギダラな仲間から教えてもらっています。 だから、このスギダラな関係のスギダラの仲間を大切にしていきたいです。

パワーの源は、人

僕らだけでは成し得なかった世界への挑戦

これまで支えてきてくださった人達
現在、応援してくれる人達
未来に向けて後押ししてくれる人達
この世界への道は、スギダラパワーで、切り拓いた道です。
本当にありがとうございます。

皆様に感謝の気持ちを込めて

   
   
   
   
  ●<さいとう・じゅんいち> NPOまちづくりGIFT Chief Director
   
 
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