特集 第三回スギダラ全国大会 in 吉野
  杉から始まる恋!?
文•写真/ 桝谷貴仁 紀恵
   
 
   5月31日、無事に奈良の大神神社でわたしたち大工と製材女子は結婚し、新しい門出を迎えることができました。そのちょうど1ヶ月程前に開催された『スギダラケ倶楽部 全国大会in吉野』では夫婦そろって大勢の方にお祝いいただき、 ありがとうございました。
   
 
 
皆さんと飲み交わした美吉野醸造100年杉の味は忘れることができません。   ちょぼくブックと100年杉と大工の作ったデッキと。
   
 

思えば、2年前、二人の出会いを振り返ると・・・

出勤のため、いつもの7時発の電車に乗る。
寝坊した日、乗り遅れないように走っていると、
ウィダーイン○リーを片手に走ってきた女性とぶつかり…

と、いうわけではありませんが、スギ関としても関わった
木の器×スイーツを楽しむイベントで、二人は出会いました。
(2012年6月2日、「すうぃーつ と 木のうつわ を 木のくうかんで」)

長い年月をかけて、
里の地の色と、山守の心を宿したような日本の木。
その木に、触れることを生業としている人であれば、
その木を、余すことなくステ木にしたいという想いが、心に宿ります。

大工がその日、イベントで目の当たりにした器は、
まさに、
語らずとも通じるような、思いのこもった器だったのです。

器のデザイナーであり、
イベントのスタッフとして会場にいた製材女子に、
大工が話しかけました。
ここから、二人の話が始まるのですが…
この縁が、どこから始まったかと聞かれると、
それはわかりません。

川上と、吉野という林業の地に生まれ、
木工所の社長と、大工の一人親方のもとで育ち、
卓球と、方や吹奏楽に勤しむ時期があり、
建築としつらえを深く学び、方や宮大工の道に入り、
現在では材木屋と、大工。
数多の個性豊かなスギダラ(変態)の方々・・・

昔から繋がっていたようで、最近まで関わりのなかった二人です。

しかしながら。
共通点は、と聞かれれば、
二人とも、お互いの道と『木』には、自分なりに真っ直ぐ向き合っていることが、
ひとつ大きな点だといえます。(話しだすとムキになり、時折ケンカ腰になることも…)

   
   
 

『杉から始まる恋』
もし芽吹く恋があるなら、私たちは応援します!
ただし。
気をつけてください…
そのお相手は…
変態ですから!

   
   
 
 
大神神社 夫婦杉の前で   特大木槌で鏡開き
   
 
  木のスプーンでファーストバイト
   
 
 
吉野杉の枡で乾杯!   余興、丸太切り大会に挑む新郎大工
   
 
  スギ永く幸せになります!
   
 
   
 
 
旦那によって屋台復活   その屋台で販売する嫁
   
   
   
   
  ●<ますたに・たかひと のりえ> 
   
 
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